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(回答先: 携帯電話端末最大手、フィンランドのノキア・・・ シェアは35.2%から40%に拡大 【日経ネット】 投稿者 hou 日時 2008 年 1 月 25 日 23:09:31)
上は【日経】⇒【ブルームバーグ】
http://jp.rian.ru/analytics/economics/20080124/97626906.html
ロシアと日本の間には、領土問題があるために2国間経済問題が頓挫しているというという定着した意見が長期的にすべての人の耳から離れなかった。例えば、日本の輸出に占めるロシアの割合は1%を超えることはなかった。しかし、最近の出来事は、全く動かなかった死点から疑いの余地のない明らかな動きを見せている。両国間では日本の資本がシベリアの発展、「サハリン-2」プロジェクトの枠内での作業の刷新に投資される可能性が協議されるようになった。日本の企業はロシアのガス独占企業「ガスプロム」との協力実現に向けて努力している。2007年12月末にはサンクト・ペテルブルグ郊外に「トヨタ」の工場が設立された。そしてつい最近、「ルノー・日産」グループがAvtoVAZ社の戦略株を買収したことで、日本側は、「日産はロシアで車の生産稼働に入るかも知れない」と囁き始めた。概ね、非常に具体的な協力の可能性が広がっている。
日本の世論はロシアが一方的に利益を追求し自国の私利私欲のために日本の投資を利用しようとしているとしてロシアを批判しているが、ロシアにとっても日本にとっても相互経済協力は目前にその必要性が迫っている関心事項だ。まさにこのことは2007年12月のロシア第一副首相S.ナルイシキンの東京訪問により喚起させられた。尤も、日本のマスコミは、いつもの領土問題をあまり論議されずに、上層部の協議の主要テーマになったのは2国間の経済分野だったことに極端な不満を示したが。不快であるが現時点では領土問題は客観的事実として受け入れなければならない。恐らく、領土紛争は、喉に刺さった骨のように、両国の間に長期間立ちはだかるだろう。現在になってやっとどうやらかすかに進展が見られるようになった。このことは、非常に具体的で様々な達成や協定が示している。この最高潮の行動として、ロシアの銀行は「必ず日本に進出する」とのロシア銀行協会会長G.トスニャンの声明を挙げることができる。2009年にもこの進出は現実化し、ロ日の経済関係発展を促がす当面のステップになることが予想されている。
ロシアの銀行が日本市場進出を志向する理由は数多くある。まず、明らかな関心事項となっているのは、日本は規模において世界第2の金融市場を持ち、資産拡大の極めて広範な可能性を提供できる能力があることだ。日本の法人や個人と直接接触したり銀行システムを市場に編入させるだけでなく、ロシアの銀行は恐らく日本の株式市場で自社の有価証券を発行できるように努めるだろう。ダイナミックに発展するロシアの銀行が日本との協力を広げる理由は、さらにもう1つの重要な利点があるからだ。それは、最新の銀行技術に参画できる可能性を持つことである。
あたかも上手く行くようなことのように魅惑的に見える。しかし、どうやら、実際には、すべてがそれほど単純に行くとは思われない。日本の頑ななビジネスの国内構造を念頭に置かねばならない。ロシアの専門家には見えるような、その特徴は、「自分の畑に」「よそ者」、すなわち外国人を入れることを極端に嫌うことである。このための非常に様々な良く整備されたメカニズムが頻繁に作動する。それらのあるものは、例えば、ある企業や銀行が他の企業の資産を所有する場合、日本の企業間には、非常に発達した株の持ち合いシステムがある。これは、お互いの力によって、外国企業から自分のシェア、お互いの存在を守る可能性を与えている。専門家の意見によれば、日本の企業家は、外国人の恐怖を感じたら彼らはよそ者を「追い出す」か、あるいは全く中に入れない方法を知っているとしている。
日本社会の未解決の領土問題に対する政治的態度を見る限り、ロシアの資本が日本市場で双手を挙げて歓迎されることは殆ど期待できない。不満足な人は多くいるだろう。しかし、重要なことは別の点だ。日本の外国投資誘致の公式の計画の文脈の中では、ロシアの銀行の日本進出はもっと現実的に捉えられているように見える。従い成功するチャンスは揃っている。