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日経平均 日経平均先物3月限
終値 13092.78 (+263.72) 終値 13060 (+260)
寄り付き 12952.50 寄り付き 13030
安値/高値 12952.5─13134.77 高値/安値 12930─13150
出来高(万株) 261795 出来高(単位) 133729
[東京 24日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は続伸した。終値で3日ぶりに1万3000円を回復。米政府によるモノライン(金融保証会社)への支援策がまとまりつつあるとの見方が強まり米株やアジア株が上昇。東京市場でも信用収縮懸念の後退から自動車やハイテクなど主力株を中心に買いが優勢な展開になった。ただ世界経済減速への不安は根強く上値は引き続き重い。
東証1部騰落数は値上がり1544銘柄、値下がり154銘柄、変わらずは31銘柄。
米連邦準備理事会(FRB)の緊急利下げの後、重い腰を上げるかのように日米から対策案が出ている。ニューヨーク州の保険当局と金融保証会社およびその顧客が会合を開いたとのニュースを受けてモノラインの経営不安が後退し米株は急反発。日本でも自民党の一部有志議員が24日、緊急の経済・金融対策を首相官邸に提言した。
いずれも実現の可能性は現時点では不透明だが、期待感を込めてアジア株なども上昇。ひとまず信用収縮懸念は後退した格好になっている。
市場では「アジア株が堅調を持続していることで安心感が出ている。後場寄りに大口売りが出たものの、それをこなすだけの買いも入っている。目先底入れの印象であり、いったんは戻りを試す展開となりそうだ」(準大手証券投資戦略室長)との声が出ていた。東証1部売買代金は3兆0555億円と大台に乗った。
とはいえ上値が重い展開は続いている。1万3100円前後では戻り売りも出て頭を抑えた。海外勢の動きもまちまちで、ヘッジファンドが決算を控えた売りを継続する一方、「オイルマネーなどは大手自動車株や医療用品株の一角などに興味を示している」(外資系証券)という。年金や投信などの長期資金も下値で買いを入れるが限定的な買いにとどまっている。
背景には「海外の収益比率が高い企業は世界経済減速不安の強まりとともに収益への影響が懸念されてきている」(ファンドクリエーション投信投資顧問・シニアファンドマネージャー・山田拓也氏)ことがあり、「08年度業績見通しが示される5月ごろまでは不透明感が続きそうだ」(国内証券投資情報部)とみられている。
個別銘柄では新日本製鉄<5401.T>が大きく上伸し売買代金トップ。07年7月23日から半年後の信用高値期日を越え、需給面での改善が期待されている。
輸出関連株はまちまち。トヨタ自動車<7203.T>やキヤノン<7751.T>は買われたが、ソニー< 6758.T>は小幅高、08年3月期業績予想の下方修正を発表したアドバンテスト<6857.T>は大幅安となった。三菱商事 <8058.T>、商船三井<9104.T>などグローバル景気敏感株が上昇したほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306.T>などメガバンク株も欧米で金融株が買われた流れを引き継ぎ上昇した。
(ロイター日本語ニュース 伊賀大記記者)