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[ロンドン 23日 ロイター] インド石油・天然ガス省高官は23日、米国が大幅な景気後退(リセッション)に突入すれば原油価格が少なくとも20%下落し、中国やインド、中東の需要増もそれを補うことはできないとの考えを示した。
同高官はロイターとのインタビューで「もし(米国で)深刻なリセッションが起きれば、(原油価格は1バレル=)70ドルに下落する可能性がある。米国の需要後退は原油全体の需要に大きく影響するだろう。もし米国の需要が10%落ち込めば、原油在庫に大きな影響が生じる」と語った。
同高官は、米国でリセッションが起きてもアジアや中東の需要が伸びるので需要がもちこたえるとの期待は楽観的すぎると指摘。米国は世界の原油の28%前後を消費しており、それが10%落ち込むということは、全需要の3%を占めているインドの需要がすべてなくなることに匹敵すると述べた。
さらに同高官は「米国の需要が少しでも減少した場合の世界の原油市場に対する影響は、他地域で大幅な需要増がみられた場合よりも大きい。中国の原油消費量は世界全体の8─9%で、インドと合わせても米国の消費量にはるかに及ばない」と述べた。