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(回答先: 更なる利下げ(期待)と為替介入? 【Nevada】 投稿者 愚民党 日時 2008 年 1 月 24 日 10:57:06)
「為替」 米株価急反発にドル・円反発104.95円⇒106.85円、原油続落86.70ドル/ニューヨーク外国為替市場概況
1月24日7時27分配信 フィスコ
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:20JST 「米株価急反発にドル・円反発104.95円⇒106.85円、原油続落86.70ドル」
【ロンドン市場概況】
23日のロンドン外為市場では、欧州主要株式市場、米国株式指数先物が下落に転
じ、下落幅を拡大する動きにドル・円、クロス円の売りが強まり、ドル・円は106円
54銭から105円70銭まで下落、ユーロ・円は155円68銭から153円96銭まで下落し、ユ
ーロ・ドルは1.4615ドルから1.4541ドルまで下落した。ポンド・ドルは、1.9615ド
ルから軟調推移となり、英中銀議事録、英GDPを受けて一時下げ渋ったが、1.9521ド
ルまで下落、ドル・スイスは1.0990フランまで上昇後1.0917フランまで下落した。
【経済指標】
英・10-12月期GDP速報値:前期比+0.6%、前年比+2.9%(前期比予想+0.5%、前期
+0.7%、前年比予想+2.8%、前期+3.3%)
ユーロ圏・11月鉱工業受注:前月比+2.7%(予想+1.4%、10月+2.5%)
ユーロ圏・1月製造業PMI:52.6(予想52.0、12月52.6)
ユーロ圏・1月サービス部門PMI:52.0(予想52.8、12月53.1)
【要人発言】
英中銀金融政策委員会1月会合議事録
「8対1で政策金利据え置きを決定」
「ブランチフラワー委員が0.25%の利下げを主張」
トリシェECB総裁(欧州議会証言)
「ここ数カ月の出来事、銀行監督当局と中銀の関係強化の必要性を確認」
「金融市場の調整は顕著」
「現在の市場の調整、多次元で進行中」
「混乱期の物価の安定を確実にすることで、金融の安定を実現できる」
「インフレの波及効果を防ぐことが必要」
「現段階では実体経済をみることが必要、基本シナリオは変わらず」
「今後実体経済がどのように推移するかを見極める」
独政府
「2008年実質GDP伸び率見通しを1.7%に下方修正(昨年10月予測2.0%)」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円105円68銭、ユーロ・ドル1.4584ドル、ユーロ・円154円10銭、ポンド・ド
ル1.9513ドル、ドル・スイス1.0919フラン
【ニューヨーク市場概況】
23日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は金融機関のサブプライム絡み損失
拡大懸念やトリシェECB総裁のタカ派寄り発言を受けた欧州協調利下げ観測後退に
104円95銭まで下落し05年5月来の安値を更新後、米金融保証会社の政府救済可能性
の話題を受け106円85銭まで反発し、106円68-74銭で取引を終えた。
ユーロ・ドルは仏銀の大規模なサブプライム関連評価損計上の噂に一時1.4510ドル
まで下落したが、ユーロ・円絡みの買いに1.4640ドルへ反発し、1.4626-33ドルで引
けた。ユーロ・円は株価動向に連れて152円79銭まで下落後、156円32銭へ反発し
た。ポンド・ドルはタカ派寄りの英中銀議事録を受けて1.9466ドルから1.9591ドル
まで上昇し、ドル・スイスは“質への逃避”のスイスフラン買いに1.0871フランま
で下落した後、1.0921フランへ反発した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
1月の利下げ確率:3.25%まで100%で変わらず、3.00%まで90%←80%
3月の利下げ確率:3.00%まで100%で変わらず、2.75%まで68%←58%
【シカゴVIX指数:株式投資家の恐怖心理の度合いを示す指数】
29.02←31.01、日中最大34.42(08年最大:1/22の37.57)
【原油市場】
原油相場は続落し、昨年12/6以来初の86ドル台。米国を初めとする原油消費大国
の景気鈍化により需要拡大ペースが鈍化するとの見方に加え、シカゴ商品先物取引
所(CME)が最近の高い市場変動を受けて追加証拠金比率を引き上げると発表した影
響から売りの優勢する展開となった。昨日、米金融当局が緊急利下げに踏み切った
ものの、依然として米経済がリセッション入りするとの懸念は強く、世界景気の減
速が2001年から続いた商品ブームの終焉をもたらすとの見方が増えている。NY原油
先物価格は一時86.70ドルまで下落し、安値圏の86.99ドル(前日比-2.22ドル、-
3.1%、年初来-9.3%)で取引を終えた。
【株式市場概況】
米株式相場は上昇。リセッション懸念が広がる中、昨日のアップルの見通しが予想
を下回った事などからハイテクを中心に売り先行の展開となった。ダウは昼過ぎ、
一時300ドルを超す下げとなったものの、その後昨日の利下げ、金融保証会社救済に
向けた動きを好感して金融に買いが入り、引けにかけて急上昇となった。セクター
別では銀行・各種金融が大幅高となった一方でハイテク、医薬品・バイオが軟調。
金融保証会社のMBIA(MBI)やアムバック(ABK)は銀行や証券会社が救済策で当局と話
し合いを持っている事が好感され連日の大幅高。昨日の緊急利下げを受けて銀行株
の下値も固く、JPモルガン(JPM)やシティグループ(C)なども相場の牽引役となっ
た。一方、昨日決算が市場予想を下回ったアップル(AAPL)が10%を超す急落。ダウ
構成銘柄では、ディフェンシブ銘柄の一部が軟調なほかは大きく上昇する銘柄が目
立った。結局ダウは298.98ドル高の12270.17、ナスダックは24.14ポイント高の
2316.41で取引を終了した。変動の大きな相場が続く中、2日連続でダウの11800ド
ル以下の下値の固さが目立つ形となっている。
【通貨オプション】
ドル・円オプション市場では、2.5年ぶりの円高を受けて買いが先行し1ヶ月物変動
率は14.500%から14.850%(最近の高値8/17=23%、99年来の高水準)、3ヶ月物は
12.925%から13.025%(8/17=15.25%、2000年来の高水準)、6ヶ月物は11.775%か
ら12.175%(8/17=15.25%、2000年来の高水準)、1年物は10.7%から10.8%(8/17
=13.80%、2000年来の高水準)へそれぞれ上昇した。
リスクリバーサルでは、投資家の円高目標水準に達しつつあるのか、円コール買い
は一服している。25デルタ円コールオプション1ヶ月物は3.85%から3.700%
(8/17=+6.5、2003年10月)、3ヶ月物は4.15%から4.200%、6ヶ月物は4.625%から
4.525%、1年物は4.875%から4.775%へそれぞれ拡大した。
【経済指標】
米・週次MBA住宅ローン申請指数:前週比+8.3%(前回+28.4%)
加・12月景気先行指数:前月比-0.1%(予想+0.0%、11月+0.0%)
【金融政策】
ノルウェー中銀:政策金利5.25%に据え置き決定
NZ準備銀:政策金利8.25%に据え置き決定
【要人発言】
ブッシュ米大統領
「景気刺激策は景気を支えるに十分力強いものとなる」
米行政管理予算局(CBO)
「本年会計年度の米財政赤字は、昨年の1630億ドルの赤字から、06年以来で最大と
なる2190億ドルへ拡大する見通し」
ぺリノ米大統領報道官
「景気刺激策を受けて、米政府は短期的に、財政赤字が拡大する事を予想してい
る」
フラハーティ加財務相
「2月東京で開催されるG7では、金融市場混乱に焦点」
「G7中銀は流動性供給で一段の措置可能」
「為替市場の変動を避ける事を望む」
「低水準のインフレはカナダ追加利下げの可能性」
「G7は通貨変動に懸念」
「成長の下方リスクは上昇」
アル・マラジ・バーレーン中央銀行総裁
「同国の米ドルぺッグ制に変更はない」
AL-JASSERサウジアラビア通貨庁副局長
「サウジアラビアは、ドルの価値が30%あまりの急落をしない限りドルペッグ制を廃
止する事は考えられない」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 106.54 106.85 104.95 106.73
ユーロ・ドル 1.4604 1.4640 1.4510 1.4630
ユーロ・円 155.60 156.32 152.79 156.15
ドル・スイス 1.0969 1.0990 1.0871 1.0918
ポンド・ドル 1.9592 1.9615 1.9466 1.9551
株式市場:
NYダウ 11969.08 12276.67 11644.81 12270.17
ナスダック 2228.22 2320.13 2202.54 2316.41
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 1.992 2.143
米国債10年物 3.433 3.598
米国債30年物 4.194 4.315
先物市場:
NY金先物 882.0 896.0 877.0 883.1
NY原油先物 87.55 88.30 86.70 86.99
シカゴ日経平均先物 12450 13050 12450 13095
最終更新:1月24日7時27分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080124-00000002-fis-brf