★阿修羅♪ > 国家破産54 > 566.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
【ニューヨーク=財満大介】米大手銀、JPモルガン・チェースが16日発表した2007年10―12月期決算は、純利益が前年同期比34%減の29 億7100万ドル(約3100億円)となった。信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)をめぐり、有価証券の評価損など27億ドルの関連損失を出したのが響いた。
JPモルガンは07年7―9月期も22億ドルのサブプライム関連損失を計上しており、07年後半の損失額は49億ドルに膨らんだ。ただ同時期に約300億ドルの損失を出した同業のシティグループに比べ、損失の急増はまぬがれた。サブプライム関連証券の販売・投資を積極的に手がけていなかったのが幸いした。
10―12月期の損失は、サブプライムローンを証券化した債務担保証券(CDO)などの値下がりによる評価損が13億ドルと、ローンの焦げ付き増加に備えた引当金の積み増し分が14億ドル。引当金は個人向けが大半で、サブプライム問題を受けた住宅の値下がりでローンを返済できなくなる人が増えるとみて、前年同期に比べ大きく増やした。 (00:18)