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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080114i214.htm?from=main2
【北京=牧野田亨】インドのシン首相は中国を公式訪問し、14日、北京で温家宝首相と会談、両国の戦略的協力関係構築を加速させることで一致した。
10億人を超す人口を抱えながら急速な経済発展を続ける2つの巨大途上国は、気候変動問題への対応など利益が共通する分野での協力を深め、国際社会での発言力を強めていく戦略とみられる。
インド首相の訪中は03年以来、約5年ぶり。新華社電によると、温首相は会談で、「中印関係は重要な戦略的チャンスに直面している」と強調。シン首相も「中国との相互協力関係を非常に重視している」と応じた。両首相は「21世紀の共同展望について」と題した文書や、医療、住宅、農業、鉄道などの分野での協力を定めた合意文書に調印した。双方の隣国であるパキスタン情勢についても意見交換したとみられる。シン首相は15日、胡錦濤国家主席と会談する。
かつては国境問題で軍事衝突を起こすなど緊張関係にあった両国だが、経済関係は急速に拡大。新華社電によると、中国はインドにとって第2位の貿易相手国となり、昨年の両国の貿易額は387億ドル(約4兆1700億円)で、2010年の目標額(400億ドル)を前倒しで達成できそうな勢いだ。
緊密化する経済を背景に両国関係も改善が進み、05年には温首相が訪印して戦略的協力関係の構築で合意、06年には胡主席の訪印も実現した。昨年は反テロ合同演習も初めて実施し、安全保障分野でも協力に踏み出した。
世界的な気候変動問題では、途上国の立場から、一方的に温室効果ガスの削減義務を負わされることには反対する立場で一致。先進国に対し、率先して削減義務を果たすよう要求している。
(2008年1月14日21時10分 読売新聞)
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米国抜きのアジア経済圏成長への条件が整った言えそう。