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http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=adsyt6VB6Gko&refer=jp_japan
北朝鮮債にヘッジファンドも注目か−核計画完全申告なら大きな転換点
１月11日（ブルームバーグ）：北朝鮮がへッジファンドなど債券投資家の注目を集めている。同国が６カ国協議で合意した核施設無能力化と核計画の完全申告を実施し、見返りに米国などから経済支援を受けられるかどうかに関心が高まっている。
ディストレスト債を専門に扱うロンドンのブローカー、エキゾティックスによれば、北朝鮮の金正日総書記が米国の圧力に屈し、核開発の詳細を申告するとの楽観的な見方から、北朝鮮の国債相場は昨年、36％上昇した。この４億 5900万ドル（約500億円）のゼロクーポン債は、北朝鮮が2006年10月に初の核実験を実施して以来、60％以上値上がりしている。
上昇基調はまだ終わらない可能性が高い。32年前にデフォルト（債務不履行）に陥ったものの、北朝鮮債は1998年前半、韓国と北朝鮮が統一するとの観測から、額面の約60％と、現在の32％に比べ高い価格水準で取引されていた。米政府は10日、経済支援を見返りとして受け取るためには、北朝鮮が３月までに核計画を完全に申告する必要があると指摘した。
エキゾティックスのアシスタントディレクター（ニューヨーク在勤）、アミール・ザダ氏は、「北朝鮮が期限までに申告すれば、北朝鮮債にとって大きなプラスの転換点となるだろう」と述べている。
ＩＮＧ銀行のアジア債券・資本市場責任者（シンガポール在勤）、フロリアン・シュミット氏は北朝鮮債について、年間取引が平均で約３億5000万ドルで、韓国と北朝鮮の統一か、｢少なくとも体制の変更｣を見込む投資家が主に取引していると分析している。米財務省のデータによれば、米国債の１日当たりの取引は約1140億ドル。
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