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米国株、売り先行で始まる――アメックス大幅安、バンカメがカントリーワイド買収(日本経済新聞)
【NQNニューヨーク=荒木朋】11日の米株式相場は売り先行で始まった。ダウ工業株30種平均は午前9時40分現在、前日比131ドル68セント安の1万2721ドル41セント、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は19.84ポイント安の2468.68で推移している。前日夕にカードローンの延滞増加で引当金計上を発表し、2008年の事業環境に慎重な見通しを示したアメリカン・エキスプレス(アメックス)が大幅安となり、ダウ平均の重しになっている。メリルリンチが住宅ローン関連投資で150億ドルの損失を計上する見通しと伝わり、金融機関の企業業績に対する警戒感が高まったことも売りにつながっているようだ。
一方、早朝にバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)が住宅ローン大手カントリーワイド・ファイナンシャルを約40億ドルで買収すると発表した。また、JPモルガン・チェースがワシントン・ミューチュアルの買収について協議していると伝わった。ワシントン・ミューチュアルは大幅高となっているが、いまのところ金融業界の再編の思惑などを背景とした金融株全体の押し上げにはつながっていない。
アメックスは10%超下げて始まった。同業のマスターカード・インターナショナルもつれ安。カントリーワイドは前日に50%超の急騰を演じたことからこの日は利益確定売りに押されている。バンカメ、JPモルガンが軟調。シティグループ、メリルはさえない動き。早朝に12月の既存店売上高が1.5%増となり、同時に示した利益見通しの中心値が市場予想を下回ったベスト・バイがさえない。2008年1月期の利益見通しレンジの上限を引き下げたティファニーは大幅安。
一方、ワシントン・ミューチュアルは大幅高。ベアー・スターンズが高い。ダウ銘柄ではスリーエムやキャタピラー、ヒューレット・パッカード(HP)が小高い。
(11日 23:50)
http://www.nikkei.co.jp/news/market/20080111c8AS3L1106N110108.html