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【社会】どこまで続く原油高騰…早くも最高値は130ドルの声
1 :しゃぎり ◆Hi.......Q @窓際店長見習φ ★:2008/01/04(金) 13:38:57 ID:???0 ?PLT(16001)
新年早々、史上初の1バレル=100ドルを突破した原油相場。米東部時間3日の取引でも一時、
100ドルを突破し、最高値を更新した。産油国の政情不安を背景に原油の先高観が高まったこと
などが要因で、専門家の中には130ドルまでの上昇を予測する向きもある。原油価格の高騰は
すでに、ガソリンや食料品などの価格上昇というかたちで国内にも波及。このままではさらなる
値上げも予想され、家計に対する不安はさらに高まりそうだ。
同3日のニューヨーク商業取引所の原油先物相場は、電子取引で一時、1バレル=100.09ドル
まで上昇。終値では99.18ドルに落ち着いたものの、同2日に続いて2日連続の100ドル超えとなった。
原油価格の高騰は、米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン問題に端を発した
金融商品の値下がりで、投機資金が原油や金などの市場に流れ込んでいることが背景にある。
加えて、ナイジェリアなど産油国の政情不安で原油の供給量が減少するとの見通しが広がったこと
や、為替市場でのドル急落でドル建てで取引される原油に割安感が出たことなどが、原油への買い
意欲を高めた。
原油価格は1年前に比べて7割上昇。5年前と比べると3倍にもなっている。専門家の間では、
投機資金の流入が続くことを理由に、今年の原油の最高値について110−130ドルを予想する
声も出ている。
原油価格の高騰は国内も直撃。レギュラーガソリン価格は1リットルあたり155円をつけており、
2年前より25円も上昇している。暖房用として最盛期を迎えている灯油も18リットルで1755円と
なり、最高値の更新が続いている。
石油連盟の渡文明会長は3日、「8月以降の価格高騰は異常としか言いようがない。国際石油
市場が過熱状態から脱し、一刻も早く沈静化することを期待する」とコメントした。
このほか、原重油を燃料として使用している電力各社は1月から値上げを実施。標準家庭の1カ月
あたりの電気料金は42−156円上がる。
(続きは>>2)
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_01/t2008010405_all.html
2 :しゃぎり ◆Hi.......Q @窓際店長見習φ ★:2008/01/04(金) 13:39:02 ID:???0 ?PLT(16001)
(>>1の続き)
燃料価格の上昇に見舞われている日本航空も1月から、国際線運賃を最大4000円引き上げ。
国内線でも、日航と全日本空輸が値上げを検討している。
原油高の影響はプラスチック価格の上昇を通じて生活必需品にも波及。旭化成は2月から「サラン
ラップ」の価格を28年ぶりに値上げする。プラスチックを包装材として利用している食品でも、カレーや
即席麺、食用油、パスタ、食パン、みそなどで10−20%程度の価格上昇が予定されている。
明治大学政治経済学部の高木勝教授は「原油価格は1バレル=120−130ドルまで覚悟して
おいた方がいい。そうなると日用品や食品でも第2次、第3次の値上げも想定され、庶民生活への
打撃はますます大きくなる。一方、値上げができない中小企業は収益を圧迫され、国内の景気全体
を冷やす懸念がある」と警鐘を鳴らす。
福田政権は低所得者への灯油代の補助や高速道路料金の緊急値下げなどの対策に乗り出して
いるが、「一部の人に対する補助でお茶を濁しただけで、ほとんど無策状態」(高木教授)というのが
現状。原油高が、年金問題などに続く福田政権のアキレス腱となりそうな気配だ。
(終わり)