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東証急落、一時760円超安 前年最安値下回る【中日新聞】
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008010490121102.html
2008年1月4日 12時11分
新年最初の取引となる大発会を迎えた東京株式市場は4日、ニューヨーク原油先物相場が一時1バレル=100ドルを突破したことや、米国株の不安定な推移を受け急落、全面安の展開となった。日経平均株価(225種)は、取引開始直後に1万5000円を割り込むなど、下げ幅は一時760円を超え、終値は7年ぶりに前年末の大納会を下回る波乱の幕開けとなった。
終値は、前年末比616円37銭安の1万4691円41銭で、昨年の終値ベースの最安値(11月21日、1万4837円66銭)を下回った。取引時間中には一時、765円20銭安の1万4542円58銭まで下落した。
全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)も、63・77ポイント安の1411・91と大幅下落した。出来高は、14億2400万株。
原油価格の高騰で、国内景気の減速懸念が強まったことに加え、外国為替市場で一時1ドル=108円台後半まで進んだ円高が、輸出関連銘柄を中心に売り材料となった。国内市場の連休中に大幅下落した米国株の展開も、米国の信用力の低い人向け住宅ローン(サブプライムローン)問題への不安を再燃させた。
市場関係者の間では「国内には買い戻す材料が乏しく、米国や為替市場の動向を見守るしかない」(準大手証券)との見方が強く、売りが売りを呼ぶ展開となった。
渡辺喜美金融担当相は4日午前、平均株価が大幅に下落したことについて「米国がああいう(大幅安の)幕開けとなったので、その余波を受けているのだろう」と語り、日本ではなく海外の要因による株安との見方を示した。
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名古屋証券取引所第1部総合株価指数も下落し、前年末比67・34ポイント安の1454・01で引けた。年初の終値が前年末を下回ったのは7年ぶり。60ポイントを超える下げ幅は昨年8月17日(101・33ポイント安)以来となった。
(中日新聞)