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石油連盟の渡文明会長(新日本石油会長)は19日の定例記者会見で、原油価格の国際指標となる米国産WTI原油先物価格が、「春先には(1バレルあたり)80ドル台前半に収斂(しゅうれん)する」との見通しを示した。最近の原油価格の下落で、灯油・ガソリンの国内小売価格は値上がりに一服感が出てきており、1月にかけても横ばいで推移する見込みだ。
年初に1バレル=50ドル近辺だったWTI価格は、11月に100ドル目前まで上昇した後、12月は90ドル前後で推移している。渡会長は、原油価格が今後さらに下落する根拠として、(1)08年の世界の需給予測は、需要の伸びを供給の伸びが上回っており在庫が積み上がる(2)地政学リスクが小さくなっている(3)投機資金が原油市場から離れる傾向がある、の3点を挙げた。
石油情報センターが同日発表した灯油18リットルの全国平均小売価格(17日現在、給油所店頭渡し)は1757円で、前週(10日)比2円の上昇にとどまった。レギュラーガソリンは1リットル=155.3円で同0.2円下落した。
原油価格や為替レートが25日まで現在の水準で推移すると、元売り最大手の新日本石油は1月1日からの石油製品の卸値を12月水準で据え置く可能性が大きい。