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http://www.asahi.com/business/update/1218/TKY200712180351.html
欧州中銀、異例の資金供給56兆円 緊張緩和へ無制限で
2007年12月18日21時31分
欧州中央銀行(ECB)は18日、サブプライム危機で金融機関同士が資金をやり取りする短期金融市場が動揺しているため、資金需要が高まる年末をにらみ3486億ユーロ(約56兆8200億円)の巨額資金を市場に供給すると発表した。
欧米5中央銀行が協調した資金供給への上乗せとして異例の手を打つことで、市場の混乱を回避する姿勢を鮮明にした。
今回は低利での事実上の無制限供給。供給規模は、サブプライム危機が表面化した8月の無制限供給(約950億ユーロ)の3.5倍超にのぼる。
この日実施した資金供給入札は、当初は通常の1週間ものだったが、年末年始をまたぐ2週間ものに切り替えた。加えて「前週の供給と同水準の金利(4.21%)以上での応札にはすべて応じる」と急きょ表明した。
今回の資金供給は前週の供給分(2185億ユーロ)の借り換えもあるため、市場への供給量は差し引きで約1300億ユーロ(約21兆1900億円円)の純増となった。
ECBがドル建て資金を供給するなどの欧米5中央銀行の協調行動で、銀行間の資金のやりとりの指標となるロンドン銀行間取引金利(LIBOR)のユーロ建ては、1〜3カ月ものでやや低下したが、今度は2週間ものが急騰。13日の4.1%台が14日には4.95%にまで上昇していた。ECBは、これよりはるかに好条件の金利で資金を供給したことになる。