★阿修羅♪ > 国家破産54 > 200.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
福田康夫首相は17日、来日中のアラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド・アブダビ首長国皇太子と首相官邸で会談し、原油調達先の確保に向けて通商関係を拡大することで一致した。会談後に首相と皇太子は、官邸で行われたコスモ石油や丸紅などによるアブダビにおける事業案件の署名式に同席した。民間ベースの署名式に首相が同席するのは異例で、アブダビとの経済関係を強化する姿勢を示した。
コスモ石油は署名式で、UAE政府系機関や東京工業大学と太陽熱発電技術で共同研究を進め、2008年にアブダビ国際空港に隣接する経済特区に実証プラント(出力100キロワット)建設で契約した。発電効率やコストなどを検証し、2万キロワットの商業発電施設の建設をめざす。
丸紅は、アブダビ首長国政府と事業会社を設立し、大型発電所の建設や海水の淡水化事業に乗り出す。このほか、国際協力銀行と民間銀行がUAEの国営石油会社に、計30億ドル(約3300億円)を協調融資するなど官民で協力関係を進める。
また、新日本石油も同日、石油精製過程で生じる硫黄を利用したリサイクル建設・土木用資材で、UAEの不動産開発大手と事業化検討に入ることで合意した。