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【ワシントン=小竹洋之】米連邦準備理事会(FRB)は11日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、最重要の政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%引き下げ、年4.25%とすることを賛成多数で決定、即日実施した。金融機関向けの貸出金利である公定歩合も 0.25%引き下げ、年4.75%とした。
FF金利の引き下げは9月18日のFOMCから3回連続。信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題に端を発した金融不安が悪化し、米景気の下振れリスクが高まっているため、追加利下げに踏み切った。
FOMC終了後の声明はここにきて金融市場の緊張が高まり、米経済も減速しているとの懸念を表明した。「必要に応じて行動する」と述べ、今後の状況次第では追加利下げも辞さない姿勢を示した。 (04:27)