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http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-28929320071116
[チューリヒ 16日 ロイター] スイス国立銀行(中央銀行)のロート総裁は、スイス経済の下振れリスクが高まっている一方、物価は予想以上のペースで上昇する可能性がある、との認識を示した。
16日付のTages-Anzeiger紙とのインタビューで語った。
同総裁は「われわれは逆方向のトレンドに直面している。経済にダウンサイドリスクがある一方で、コストや物価がさらに上昇するリスクもある」と述べた。
成長見通しを圧迫している要因のひとつに、米経済成長減速の可能性が挙げられると指摘。また、クレジット危機がどの程度続くのかも不透明だとした。
総裁は「金融危機は今後も続く。どの程度続くかについて推測は避けたい」としたうえで「米不動産市場はまだ底を打っていないが、これが今後数カ月間で金融市場の状況を決定するだろう」と語った。
また、銀行による数十億ドル規模の評価損もリスクのひとつだとしたが、スイスの銀行はこれに対応できるだろうとの見方を示した。
総裁は、原油高や近年の力強いスイス経済、スイスフラン安を背景に、物価安定に対するリスクは上向きになるとし「スイスフラン相場の対ユーロでの軟調が続き、問題をもたらすだろう。そういった場合には中銀が行動を起こすと繰り返し表明しているのはそのためだ」と述べた。