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http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-28761720071107
[北京 7日 ロイター] 中国の銀行大手、中国工商銀行(ICBC)(1398.HK: 株価, 企業情報, レポート)(601398.SS: 株価, 企業情報, レポート)のプレジデント、Yang Kaisheng氏は7日、国内経済が低迷した場合の影響を軽減するため、国内銀行は、外国銀行の買収を特に新興国市場で活発化させるべきだとの見解を示した。金融フォーラムで述べた。
中国工商銀行は前月末ごろ、南アフリカ共和国のスタンダード・バンク(SBKJ.J: 株価, 企業情報, レポート)の株式20%を56億米ドルで取得すると発表した。中国の商業銀行が海外で行う買収としては過去最大規模となる。
Yang氏は「われわれは、中国経済が引き続き急速なペースで拡大し、国内市場が長期にわたり、われわれの利益の主な源になると楽観視している。しかし、どの経済もシクリカルな変動を避けられないということを認めなければならない」とし「リスク分散に向けて海外に事業を拡大することは、中国の銀行にとって持続可能な成長を維持するために非常に重要な戦略的選択肢である」と強調した。
同氏は、成長の可能性が大いにあることや先進国と比べて海外の投資家により開放的なことなどから新興国市場に注力するべきだとの認識を示した。