| Tweet |
「為替」 ドル指数最安値更新、ユーロ・ドル＆原油最高値更新／ニューヨーク外国為替市場概況
11月7日7時30分配信 フィスコ
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:28JST 「ドル指数最安値更新、ユーロ・ドル＆原油最高値更新」
【ロンドン市場概況】
6日のロンドン外為市場では、欧州主要株式市場の上昇を受けてクロス円の買いが
先行し、ドル・円は連れて114円65銭から114円79銭まで上昇したが、114円80銭のス
トップロスに届かず、戻り売りも出たことで一旦114円58銭まで下落した。ユーロ・
円は166円34銭から166円97銭まで上昇し、ユーロ・ドルは1.4516ドルから1.4557ド
ルまで上昇、ユーロ導入後の高値を更新した。ポンド・ドルは2.0885ドルまで上昇
後、ユーロ・ポンドの買いに一時2.0838ドルまで下落、ユーロ・ポンドは0.6953レ
ベルから0.6969レベルまで上昇した。ドル・スイスは1.1483フランから1.1436フラ
ンまで軟調推移した。
【経済指標】
ユーロ圏・9月小売売上高：前月比+0.3％（予想+0.6％、8月+0.0％←+0.1％）
ユーロ圏・9月生産者物価指数：前年比+2.7％（予想+2.6％、8月+1.7％）
ユーロ圏・10月サービス業PMI改定値：55.8（予想、速報55.6、9月54.2）
仏・10月サービス業PMI：58.5（予想57.3、9月56.8)
独・10月サービス業PMI：55.1（予想54.6、9月53.1)
独・9月製造業受注：前月比-2.5％（予想-0.2％、8月+1.9％←+1.2％）
【要人発言】
OECD報告
「スイス経済は穏やかに減速へ、スイスフランの動向がリスク」
11月1日経済財政諮問会議議事要旨
「福井日銀総裁：適切なタイミングでの金利の引き上げは必要」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：114円75銭、ユーロ・円：166円90銭、ユーロ・ドル：1.4546ドル、ポン
ド・ドル：2.0873ドル、ドル・スイス：1.1460フラン
【ニューヨーク市場概況】
6日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は後に否定されたが米インべストメン
トバンクのサブプライム関連の評価損計上の噂や格付け会社フィッチによる複数の
米金融会社の格下げを受けて114円77銭から114円26銭まで下落したが、米株式市場
の反発に114円66-72銭へ戻して引けた。
ユーロ・ドルは欧米金利差縮小観測や中銀筋の買いを受けて1.4571ドルまで上昇し
過去最高値を更新、1.4555-60ドルで取引を終えた。ユーロ・円はリスク回避のキャ
リートレード手仕舞いに166円25銭へ下落したが、株価反発に連れて167円08銭まで
反発した。ポンド・ドルは2.0906ドルまで上昇し26年ぶりの高値を更新後、2.0851
ドルへ下落し、ドル・スイスは“安全への逃避”のスイスフラン買いに1.1422フラ
ンまで下落後、1.1461フランへ反発した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
年内の利下げ確率：4.25％まで73％←70％
来年3月の利下げ確率：4.25％まで100％で変わらず、4.00％まで75％で変わらず
【シカゴVIX指数：株式投資家の恐怖心理の度合いを示す指数】
21.39←24.31、日中最大23.74（年内最大：8/16の37.50）
【原油市場】
原油相場は2ドル以上上昇し、史上初めて97ドル台に乗せた。明日発表される先週
の原油在庫が3週連続で減少し、05年10月以来最低に落ち込むとの観測や、暴風の影
響で北海油田での産油活動が停止しているとのニュースが買い材料となった。ま
た、本日は、ドルが対ユーロで最安値を更新、ドル指数も最安値をつけるなどドル
安の流れが継続したことを受けて商品市場全体が強含んだ。NY原油先物価格は一時
97.10ドルまで上昇し最高値を更新、高値圏の96.70ドル（前日比+2.72ドル、
+2.9％、年初来+58.3％）で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は上昇。原油先物価格が過去最高値を更新したほか、金価格も27年ぶ
りの高値となり、エネルギー及び素材関連に買いが広がって終日堅調な展開となっ
た。下落の大きかった金融の一部にも買い戻しが入った。セクター別でもほぼ全面
高となっており、特に銀行やエネルギーが堅調。債券の保証を行う保険会社アムバ
ック（ABK)は、モルガンスタンレーのアナリストによる投資判断引き下げのレポー
トに対して、異例の反論を公開し13.8％高。政府系住宅金融のファニー・メイ
（FNM）は遅れていた07年第1−3四半期決算書類の提出を今週金曜日に完了する見通
しとなり6.5％の上昇となった。アパレルのアーバン・アウトフィッターズ（URBN)
は、予想を上回る決算を発表して堅調推移。一方で冴えない決算を発表したサーバ
ーメーカーのサンマイクロシステムズ（JAVA)が売られた。結局ダウは117.54ドル高
の13660.94、ナスダックは30.00ポイント高の2825.18で取引を終了した。原油先物
価格は97ドル台の最高値を更新し、100ドル到達は時間の問題と見られている。
【通貨オプション】
オプション市場では、ドル・円が株価の反発を受けて下げが一服している事から
短期物での買いが後退した。しかしながら中長期物では根強いリスク警戒感を受け
た買いが先行している。1ヶ月物変動率は9.95％から9.650％（最近の高値8/17＝
23％、99年来の高水準）、3ヶ月物は8.875％から8.825％（8/17＝15.25％、2000年
来の高水準)へそれぞれ低下する一方、6ヶ月物は8.375％から8.475％（8/17＝
15.25％、2000年来の高水準)、1年物は8.150％から8.25％（8/17＝13.80％、2000年
来の高水準）へそれぞれ上昇した。
リスクリバーサルでは、円コール買いが一服し25デルタ円コール1ヶ月物は
2.650％から2.500％（8/17=+6.5、2003年10月）、3ヶ月物は3.100％から2.900％、6
ヶ月物は3.325％から3.175％へそれぞれ縮小、1年物は3.125％で変わらずとなって
いる。
個別では、11/9期日115円00銭ストライク円プットオプション、1週間物114円00銭
ストライク円コール、12/14期日115円90銭ストライク円プットオプションに加え、
中長期物での円コール買いが目立っていた。
【経済指標】
加・9月建設許可件数：前月比-1.7％（予想+1.8％、8月+1.7％←+1.4％）
加・10月Ivey購買部協会指数：57.1（予想55.0、9月56.0）
【要人発言】
ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相
「為替の過度のボラティリティーにアレルギーがある」
「米国は“強いドルが国益に叶う”、日銀は“円はファンダメンタルズを反映すべ
き”とするとしている」
ジェンキンス・カナダ中銀上級副総裁
「上方、下方リスクは10月より上昇した可能性」
「政策金利はインフレ目標に調和」
「経済リスクは消費とカナダドル高」
「ドルカナダの上昇は歴史的状況からの予想を上回る」
「中国は更なる通貨柔軟性が必要、柔軟性の欠如は他国の重荷となる」
「カナダ経済はショックにうまく対応」
「更なるカナダドル高はかなりのリスクに」
キング英中銀総裁
「銀行が信用収縮から正常に戻るには更に数カ月」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 114.68 114.78 114.26 114.72
ユーロ・ドル 1.4522 1.4571 1.4517 1.4558
ユーロ・円 166.54 167.08 166.25 167.02
ドル・スイス 1.1470 1.1483 1.1422 1.1446
ポンド・ドル 2.0874 2.0906 2.0837 2.0877
株式市場：
NYダウ 13542.34 13669.72 13511.86 13660.94
ナスダック 2808.02 2825.47 2780.22 2825.18
債券市場： （始値） （終値）
米国債 2年物 3.674 3.703
米国債10年物 4.334 4.373
米国債30年物 4.627 4.668
先物市場：
NY金先物 821.8 828.0 820.5 823.4
NY原油先物 96.20 97.10 95.80 96.70
シカゴ日経平均先物 16310 16370 16310 16385
最終更新:11月7日7時30分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071107-00000002-fis-brf
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,ＭＬを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。