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米シティグループ、問題山積で株価が4年半ぶり安値=NY市場
2007年 11月 6日 09:39 JST
[ニューヨーク 5日 ロイター] 米シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)の抱える問題が一段と深刻化している。同社はサブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)関連で追加評価損が最大110億ドルに上る可能性を示唆した。
これが今後増えないという確証はなく、大手格付け会社は5日、シティグループの格付けを引き下げた。
シティグループはこの日、クレジット市況の悪化を理由に発表済みだった第3・四半期の利益を減額修正したうえで、将来のキャッシュフローが減少する見通しを示した。同社株は5日のニューヨーク株式市場で4年半ぶりの安値をつけ、4.85%安の35.90で引けた。
シティグループのクリッテンデン最高財務責任者(CFO)はコンファレンスコールで「事態がどう動くかについて確約できるようなものがあるとは思えない」と述べた。
同社のプリンス会長兼最高経営責任者(CEO)は4日、辞任を発表したが、同氏が在任中の4年間にシティグループの株価は17%下落した。同社の経営規模が大きくなり過ぎ、明確な方向性がないとの批判があり、一部の投資家からは2兆3500億ドルの資産を持つ同社の分割を求める声も出ている。
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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-28726220071106