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インフレが?
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-28694820071103
[フランクフルト 2日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのウェーバー独連邦銀行総裁は2日、世界および独経済に対する悲観論には根拠がないと述べた。
総裁は講演原稿で、世界の金融システムは、ここ数カ月間の市場の混乱中でも底堅さを維持したとし、世界経済が引き続き歴史的トレンドを越えるペースで成長していくとの見通しを示した。
「金融市場動向を受けて成長リスクが高まっているかといえば、そうだろう。しかし、経済に対し悲観的になる根拠があるかといえば、そうではない」と強調。「以前ほどの勢いはないにしても、世界および独経済には、全般的に成長が継続することを示す多くの兆候が存在する」と述べた。
ユーロ圏金利については言及しなかった。
総裁はまた、この数カ月間の市場動向が世界の金融システムを試す形となったが、結果は良好と指摘。「(金融システムは)著しい市場混乱に直面しながらも、底堅さを示した」と述べた。
ドイツの金融業界も米サブプライム(信用度の低い借り手への住宅ローン)危機にしっかりと対処したとし、多額の損失から緊急支援を要したドイツ産業銀行(IKB)(IKBG.DE: 株価, 企業情報, レポート)やザクセン州立銀行(LB)については、各行独自の要因によるものだったと述べた。