★阿修羅♪ > 国家破産53 > 318.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
サブプライム、NY経済直撃 自治体が税収不足へ 歳出削減検討
11月1日8時32分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
米国の金融中心地ウォール街(ニューヨーク)を拠点とする大手金融機関がサブプライム(高金利型)住宅ローン関連投資の失敗で巨額損失を出したことに伴い、地元自治体が大幅な税収不足に陥る見通しとなった。州と市はサブプライム問題の影響がニューヨークの関連産業に広がるのは避けられないとみて、歳出削減策の検討に入った。
ニューヨーク州政府の会計検査官事務所は10月30日、公的機関としては初めて、サブプライム問題がウォール街に与える影響を分析したリポートを発表した。ウォール街に本社を置く銀行や投資銀行の直近の四半期業績が大幅に悪化したため、今年の州の税収は同日時点で当初比5億ドル不足していると指摘。来年にかけての影響を注視する必要があると警告した。
ウォール街からの税収は、市で全体の9%、州では2割超と大きな比重を占めている。リポートは、ウォール街の金融産業が、ニューヨークの雇用や、小売業などの売り上げにも大きく貢献してきたと指摘。サブプライム問題による今後の影響に懸念を示した。
ロイター通信によると、ニューヨーク市は税収不足に対応し、すべての局が今後2年間にわたりそれぞれ15億ドルの歳出削減を行い、ブルームバーグ市長が予算を決裁する仕組みを導入する。
一方、州のリポートはウォール街の金融マンの今年の冬季賞与について過去最高だった昨年の239億ドルを10%下回ると試算した。減少率が小幅なのは、サブプライム問題による影響が出る前の1〜6月期の業績が比較的好調だったためだが、サブプライム関連部門では大幅な賞与削減が予想されるとしている。
サブプライム問題を機に英国の金融の中心地、シティ(ロンドン)に主導的地位を奪われる心配は小さいと分析した。
【関連記事】
・ FOMC、金利誘導目標を0.25%引き下げ
・ NY円、115円前半 米GDP堅調でドル買い
・ NY株、一時170ドル高 追加利下げで急反発
・ NY原油 95ドル超え最高値更新
・ 日銀が展望リポート 早期利上げは風前の灯火
最終更新:11月1日9時49分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071101-00000013-fsi-bus_all&kz=bus_all