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ライブドア新社長 34歳、石坂弘紀氏「WHO?」のフシギ
2007年10月29日10時00分コメント(0) トラックバック(3) ブックマーク
「東大法卒」「経済産業省キャリア」「米コロンビア大学ロースクール卒」「米NY州弁護士資格取得」――このまばゆいばかりの経歴は、12月ライブドア社長に就任する34歳、石坂弘紀氏のものである。
産業再生機構に出向中、カネボウ案件を手がけた企業の再生と整理・清算のプロというフレ込みだ。民事再生法や会社更生法の著書、さらにリスク経営に関する外国人との共著もある。現在は、経営コンサルタント会社アリックス・パートナーズの幹部としてライブドアの経営指南にあたっている。
平松庚三現社長は「弁護士の資格を持ち、官民両方の経験を持つ新しいタイプのエグゼクティブ」と持ち上げた。本人も「事業再生のプロとして見ても、ライブドアは再生の可能性がある」とやる気を前面に押し出す。これほどの経歴があれば、いくら若くても、どういう人物か知りたくなろう。だが、取材していて不安になった。
「石坂? フー(WHO)?」
“お仲間”である銀行、証券、投資ファンドなど国内外を問わず片っ端から連絡を取ったが、ダ〜レも彼のことが分からない。大半は「社長交代のマスコミ報道で石坂氏の存在を初めて知った」と言う。それどころか、同じ産業再生機構にいた人でさえ、社長就任を聞いて「まさか」と思った。
カネボウ関係者からも「よくわからないけどナイスな青年じゃないの?」。唯一、まともな答えは、石坂氏が担当したカネボウ海外事業の整理・撤退に関わった人たち。「若いのにテキパキ仕事をこなしていた」(カネボウ関係者)とコメントした。
そうなると、あえて無名の石坂氏を社長に起用した理由が気になる。
「石坂氏の異色のキャリアを表看板にすれば、世間の理解を得られやすいし、アリックスの知名度も上がる。実際にはアリックスが背後で若い彼をコントロールする作戦でしょう」(投資ファンド幹部)
新社長が直面していることは“700億円訴訟”への対応と、1000億円ともささやかれるライブドアのキャッシュの分捕りをもくろむ大株主たちを相手にどう采配を振るうかだろう。若きトップは社員3000人の人生をどう決めるのか。
【2007年10月26日掲載】
http://news.livedoor.com/article/detail/3363734/