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ＮＹ原油終値、９１・８６ドルで連日の最高値更新【読売】
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20071027i103.htm
【ニューヨーク＝山本正実】
２６日のニューヨーク商業取引所の原油先物相場で国際的な指標であるテキサス産軽質油（ＷＴＩ）の１２月渡し価格の終値が、前日比１・４０ドル高の１バレル＝９１・８６ドルをつけ、２日連続で終値ベースの過去最高値を更新した。
この日は、通常取引前の時間外電子取引で一時１バレル＝９２・２２ドルと初めて９２ドルを突破し、２日連続で史上最高値を更新していた。
連日の最高値更新は、米政府がイランに対する新たな経済制裁を決めたほか、トルコ軍がイラク領内のクルド人武装勢力を空爆するなど、中東情勢の緊迫化に伴い、原油の安定供給への懸念が広がった要因が大きい。
投機マネーが、米国の低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」問題で混乱が収まらない金融市場から、原油市場に流入していることも、原油高に拍車をかけている。
ＷＴＩの価格（終値）の年初から２６日までの上昇率は５８％に達した。
原油価格が高止まりすれば、暖房油などの値段も上昇して米国の消費が鈍り、米景気の減速懸念が一段と強まりかねない。
（2007年10月27日11時4分 読売新聞）
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