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「為替」 米株価動向に連れて114.58円⇒113.77円、原油最高値90.60ドル/ニューヨーク外国為替市場概況
10月26日6時37分配信 フィスコ
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:29JST 「米株価動向に連れて114.58円⇒113.77円、原油最高値90.60ドル」
【ロンドン市場概況】
25日のロンドン外為市場では、欧州主要株式市場の上昇推移を受けてクロス円の
買いが優勢になり、ドル・円は114円16銭から114円41銭まで強含みに推移、ユー
ロ・円は、独10月IFO業況指数の上振れもあり、162円81銭から163円59銭まで上昇し
た。ユーロ・ドルは1.4255ドルから1.4312ドルまで上昇、ポンド・ドルは2.0473ド
ルから2.0532ドルまで上昇し、ドル・スイスは1.1719フランから1.1669フランまで
下落した。
【経済指標】
独・10月IFO業況指数:103.9(予想103.8、9月104.2)
南ア・9月生産者物価指数:前月比-0.7%、前年比+9.4%(予想前年比+9.6%、8月
+9.4%)
【要人発言】
アルムニア欧州委員
「G7の為替に関するメッセージは非常に明解」
ドイツ政府
「2007年のGDP伸び率見通しを2.3%から2.4%に引き上げ」
「2008年のGDP伸び率見通しは2.4%から2.0%に引き下げ」
ギュル・トルコ大統領
「クルド武装組織の脅威をなくすために必要な措置をとる」
エルドアン・トルコ首相
「イラク越境攻撃の是非、決定するのはトルコ政府であって米政府ではない」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:114円44銭、ユーロ・円:163円70銭、ユーロ・ドル:1.4306ドル、ポン
ド・ドル:2.0511ドル、ドル・スイス:1.1679フラン
【ニューヨーク市場概況】
25日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は米9月新築住宅販売件数が予想外に増
加した事から114円47銭まで上昇後、“米保険大手AIGがサブプライム関連で数十億
ドルの評価損を計上する”との噂が広がり、リスク回避の動きに113円77銭まで下落
したが、噂が否定されたことで114円15-20銭へ戻して取引を終えた。
ユーロ・ドルは米9月耐久財受注の予想外の減少、米週次失業保険申請件数の増加を
嫌気したドル売りに一時1.4345ドルまで上昇、米住宅指標発表後にCTA(商品投資顧
問)筋の売りが強まり1.4288ドルへ弱含み、1.4320-25ドルで引けた。ユーロ・円は
米株価動向に連れて163円84銭から162円77銭まで下落した。ポンド・ドルは2.0553
ドルまで上昇後2.0475ドルへ反落し、ドル・スイスは1.1635フランまで下落後
1.1689フランへ反発した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
年内の利下げ確率:4.5%まで100%で変わらず、4.25%まで94%で変わらず
来年3月の利下げ確率:4.25%まで100%で変わらず、4.00%まで100%で変わらず
【シカゴVIX指数:株式投資家の恐怖心理の度合いを示す指数】
21.17←20.80、日中最大22.40(年内最大:8/16の37.50)
【原油市場】
原油相場は続伸、約1週間ぶりに史上最高値を更新した。昨日発表された先週末時点
の原油在庫が500万バレル以上取り崩され、今年1月上旬以来の最低水準に落ち込ん
だことが引き続き買い材料となった。また、冬季に向けて注目度の高まる留出油在
庫(暖房油を含む)も予想外に減少しており、供給能力に対する懸念が広がってい
る。
また、トルコ首相が「イラク越境攻撃を行うかどうかを決めるのはトルコ政府であ
って米国政府ではない」と強い姿勢を示したことによるトルコ・イラク情勢の緊張
の高まりや本日、米政府がイランに対する新たな制裁措置を発表したことなども上
昇要因となった。
NY原油先物価格は一時90.60ドルまで上昇、史上最高値を更新し90.46ドル(前日比
+3.36ドル、+3.8%、年初来+48.1%)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は下落。大手保険会社がサブプライム住宅ローン問題に絡んだ数十億ド
ル規模の評価損を計上するとの憶測が広がり金融機関を中心に売りが広がった。噂
が否定されると引けにかけて下げ幅を縮小したものの、前日終値を回復するには至
らなかった。セクター別では、公益事業や商業サービスが上昇した一方、半導体・
同製造装置やメディア関連が軟調。セキュリティソフトウェアのシマンテック
(SYMC)は、予想を上回る減益決算を発表して12%安。また、ケーブルテレビのコム
キャスト(CMCSA)も冴えない決算を発表して下落。医療保険のウェルケア(WCG)は連
邦当局が強制捜査に入っているものの、容疑や疑義不明のため63%の急落となった。
一方でストレージ関連のEMC(EMC)は予想を上回る決算を発表して上昇。ダウ構成銘
柄では、数十億ドル単位の評価減計上の憶測が広がったAIG(AIG)が下落。結局ダウ
は3.33ドル安の13671.92、ナスダックは23.90ポイント安の2750.86で取引を終了し
た。マイクロソフト(MSFT)がマーケット終了後に発表した決算は売上、利益とも
に事前予想を上回り、時間外取引で8%以上の上昇となっている。
【通貨オプション】
オプション市場では、ドル・円がレンジ相場入りしている事から売りが先行し、1
ヶ月物変動率は10.200%から9.95%(最近の高値8/17=23%、99年来の高水準)、3
ヶ月物は9.075%から8.975%(8/17=15.25%、2000年来の高水準)へ低下、6ヶ月物
は8.575%(8/17=15.25%、2000年来の高水準)で変わらず、1年物は8.250%から
8.200%(8/17=13.80%、2000年来の高水準)へ低下した。
リスクリバーサルでは、25デルタ円コール1ヶ月物は3.200%から3.05%
(8/17=+6.5%、2003年10月来)、3ヶ月物は3.400%から3.25%、6ヶ月物は3.575%
から3.425%、1年物は3.675%から3.525%へそれぞれ縮小した。
個別では、投資家の円先高観の後退を受けた、短期物でのリスクリバーサル売り
が目立っているほか、1週間物115円60銭ストライク円プットオプション、2週間物
115円80銭ストライクオプションの取引が話題となっていた。
【経済指標】
米・週次新規失業保険申請件数:33.1万件(予想32.0万件、前回33.9万件←33.7万
件)
米・9月耐久財受注:前月比-1.7%(予想+1.5%、8月-5.3%←-4.9%)
米・9月耐久財受注(除く輸送用機器):前月比+0.3%(予想+0.7%、8月-1.8%)
米・9月新築住宅販売件数:77万戸、前月比+4.8%(予想78.0万戸、8月73.5万戸←
79.5万戸)
【要人発言】
ラトIMF専務理事
「ドルは過剰評価、緩やかな下落を予想」
「世界成長下方リスクは6ヶ月前に比べ上昇」
ダーリング英財務相
「政府・中銀・FSAを柱とする英国の規制枠組みを今後も維持」
ヒルデブランド・スイス中銀理事
「金融政策において価格安定が引き続き主な焦点」
「投資家はスイスフランのリスクに気付くべき」
「為替は1方向に動くものではない」
「スイス中銀は、もし為替相場がインフレを押し上げるようであれば対処する」
「スイス中銀の基盤シナリオのリスク上昇」
「スイス、ユーロ13カ国の成長サイクルはピークに達した」
「スイス経済は力強い」
「スイス経済は世界経済減速から切り離して考える事は出来ない」
「金融政策決定にあたっては指標や市場に注視」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 114.21 114.58 113.77 114.19
ユーロ・ドル 1.4260 1.4345 1.4255 1.4325
ユーロ・円 162.88 164.02 162.77 163.53
ドル・スイス 1.1708 1.1720 1.1635 1.1658
ポンド・ドル 2.0484 2.0553 2.0473 2.0513
株式市場:
NYダウ 13677.85 13741.26 13547.63 13671.92
ナスダック 2775.89 2787.29 2733.08 2750.86
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 3.748 3.768
米国債10年物 4.339 4.381
米国債30年物 4.642 4.684
先物市場:
NY金先物 770.5 773.5 769.5 771.0
NY原油先物 88.25 90.60 88.10 90.46
最終更新:10月26日6時37分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071026-00000002-fis-brf