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http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071024AT2M2403T24102007.html
米メリル、評価損9000億円・7―9月、サブプライム響く
【ニューヨーク＝財満大介】米証券大手メリルリンチは24日発表した7―9月期決算で、信用力の低い個人向け住宅融資（サブプライムローン）問題による金融市場の混乱に伴う住宅ローンの証券化商品などの評価損79億ドル（約9000億円）を計上した。これに伴い最終損益は22億4000万ドル（約2500億円）の赤字に転落した。前年同期は30億5000万ドルの黒字だった。
メリルリンチは今月初め、サブプライム関連の処理損失が45億ドル程度になるとの見込みを発表していたが、その後の市場環境の悪化で損失がさらに拡大した。米金融機関が発表した損失としては、大手銀シティグループの65億ドルを上回って最大となる。
主な損失は、債務担保証券（ＣＤＯ）、住宅ローン担保証券（ＲＭＢＳ）などサブプライムローンなどのローンを証券化した商品の価格下落による。このほか、格付けの低い企業やファンド向けの高リスク債権の評価損なども含まれる。(23:08)
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