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米価下落対策を検討している自民党の農業基本政策小委員会(西川公也小委員長)は24日、備蓄米の積み増しなどを政府に求める「緊急対策」を了承した。積み増し数量は明示していないが、6月末現在で77万トンある備蓄を100万トン超に増やすよう政府に要求する。
農林水産省の推計では07年産米は過剰作付けで23万トンが余っており、価格は前年比で10%近く下がった。このため、小委員会は、政府が余剰米の買い入れ、市場への放出を抑えることで、備蓄を少なくとも23万トン積み増すべきだとしている。11万トンの売れ残りがある06年産米も飼料用などとして政府が買い入れるよう求める意見も出ている。
政府も備蓄量の適正水準が100万トンとされているため、一定の積み増しは可能とみている。ただ、市場価格で買い入れると23万トンで400億円以上かかるため、財源面からの慎重論もある。
また、全国農業協同組合連合会(全農)が今年、コメ農家に支払う仮払金を引き下げたことも米価下落の一因とされているため、出席した全農の柳沢武治会長は、仮払金が1万円未満の地域では1万円まで早急に追加払いすると表明した。
一方、コメ価格センターで24日行われた07年産米の第9回入札では、前年同月も落札があった10銘柄のうち北海道の3銘柄で落札価格が前年同月を上回ったものの、他の7銘柄は1〜8%の下落となった。【位川一郎】