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「為替」 米株価反発でリスク回避が一服、原油続落86.30ドル/ニューヨーク外国為替市場概況
10月23日6時36分配信 フィスコ
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:28JST 「米株価反発でリスク回避が一服、原油続落86.30ドル」
【ロンドン市場概況】
22日のロンドン外為市場では、先週末ニューヨーク市場からのドル・円、クロス
円の売りが継続され、ドル・円は114円08銭から113円51銭まで下落、ユーロ・円は
163円27銭から161円25銭まで下落した。ユーロ・ドルは1.4314ドルから1.4204ドル
まで下落、ポンド・ドルも2.0511ドルから2.0357ドルまで下落し、ドル・スイスは
1.1634フランから1.1723フランまで上昇した。欧州主要株式市場は軒並み下落推移
となった。
【経済指標】
特になし
【要人発言】
コンスタンシオ・ポルトガル中銀総裁
「ここ数日の動きは世界経済にとって好ましくない」
アルムニア欧州委員
「世界経済の不均衡は前例のない大きさ」
独連銀月報
「ドイツ経済、第3四半期の成長率は第2四半期を大幅に上回る見込み」
津田財務次官
「株・為替市場の動向をよく注視したい」
「世界経済のファンダメンタルズは引き続き力強い」
「金融市場変動について各国中銀などが適切に対応している」
「(人民元)日中財務対話などでG7声明に沿って働きかけたい」
御手洗日本経団連会長
「強い輸出企業なら100円から110円の間で十分やっていける」
岩田日銀副総裁(内閣府幹部経由)
「国際金融市場なお不安定、世界経済不確実性あり引き続き注視必要」
「日本経済の拡大支えるメカニズム、企業部門は健在」
10月月例経済報告
「基調判断据え置き、景気は一部に弱さみられるが回復」
「生産は上方修正、消費・住宅建設など下方修正」
「業況感を下方修正、原油高で中小企業の業況感が悪化」
「先行き、米国経済や原油価格動向の影響に留意が必要」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:114円09銭、ユーロ・円:161円71銭、ユーロ・ドル:1.4178ドル、ポン
ド・ドル:2.0326ドル、ドル・スイス:1.1752フラン
【ニューヨーク市場概況】
22日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は軟調スタートとなった米株式市場が
上昇に転じた事からリスク回避の動きが一服し113円80銭から114円63銭まで上昇
し、ほぼ高値で取引を終えた。
ユーロ・ドルはユーロ・円絡みの売りに1.4202ドルから1.4126ドルまで下落、安値
圏の1.4180-85ドルで引けた。ユーロ・円はリスク回避のキャリートレード手仕舞い
などに一旦161円05銭へ弱含んだが、株式市場の回復に連れて162円59銭まで反発し
た。ポンド・ドルは2.0355ドルから2.0259ドルまで下落し、ドル・スイスは1.1733
フランから1.1786フランまで上昇した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
年内の利下げ確率:4.5%まで100%で変わらず、4.25%まで59%←62%
来年3月の利下げ確率:4.25%まで100%で変わらず、4.00%まで53%←66%
【シカゴVIX指数:株式投資家の恐怖心理の度合いを示す指数】
21.64←22.96←18.50、日中最大23.94(年内最大:8/16の37.50)
【原油市場】
原油相場は続落。週末のG7声明で信用市場の混乱が経済成長の減速につながるとの
懸念が表明され、需要が鈍化するとの見方から原油を初めとする商品市場全体が軟
調に推移。金相場は1.1%下落、銅相場は1.8%下落した。トルコ・イラク情勢の緊
迫緩和も売り材料となった。トルコ軍と同国から分離を目指すクルド労働者党
(PKK)の武装勢力がイラク国境近くで衝突、数十名の死者が出た模様。しかし、そ
の後PKKが停戦を要求、トルコ側も外交による問題解決を図る姿勢を打ち出したこと
で情勢に落ち着きがみられた。NY原油先物価格は一時86.30ドルまで2ドル以上下
落、結局87.56ドル(先週末比-1.04ドル、-1.1%、年初来+43.4%)で取引を終え
た。
【株式市場概況】
NY株式相場は上昇。アジアや欧州市場の下落を受けて朝方は軟調に始まったもの
の、値頃感から押し目買いが優勢となった。ハイテク企業の決算期待や原油価格が
下落したことも支援材料となった。セクター別では小売りや保険が上昇した一方、
エネルギーや素材が軟調。証券大手のベアスターンズ(BSC)は中国のCITIC証券と10
億ドル相当の株式持ち合いで合意したことを明らかにして小幅上昇。同業のゴール
ドマンサックス(GS)は、投資ファンドのKKRとオーディオメーカーのハーマン・イ
ンターナショナル(HAR)に対する買収提案の撤回を発表した一方、4億ドルの転換社
債購入で違約金を回避することを明らかにして上昇した。ダウ構成銘柄では、マイ
クロソフト(MSFT)が欧州の独禁法違反による判決を受け入れる考えを表明して小幅
高。好決算を発表したメルク(MRK)も上昇した。結局ダウは44.95ドル高の
13566.97、ナスダックは28.77ポイント高の2753.93で取引を終了。マーケット終了
後に発表されたアップル(AAPL)の決算は新型携帯電話「iPhone」を112万台販売す
るなど事前予想を大幅に上回り、時間外で堅調に推移している。
【通貨オプション】
オプション市場では、G7の結果や株式市場の下落を受けた円の急騰に従い買いが
先行している。1ヶ月物変動率は10.05%から10.95%(最近の高値8/17=23%、99年
来の高水準)へ上昇、アジア市場で113円25銭の安値更新直後、11.75%まで上昇し
た。3ヶ月物は8.775%から9.375%(8/17=17%)、6ヶ月物は8.425%から8.625%
(8/17=15.25%、2000年来の高水準)、1年物は8.15%から8.45%(8/17=
13.80%、2000年来の高水準)へそれぞれ上昇した。
リスクリバーサルでは、リスク上昇を受けて円コール買いが加速し、25デルタ円コ
ール1ヶ月物は3.500%から3.600%(8/17=+6.5、2003年10月)、3ヶ月物は3.500%
から3.700%、6ヶ月物は3.400%から3.775%、1年物は3.400%から3.775%へそれぞ
れ拡大した。
個別では1週間物で112円ストライク円コールオプション、1、2ヶ月物で110円ストラ
イクオプション、3ヶ月物10デルタ円コールオプション買いが話題となっていた。
【経済指標】
特になし
【要人発言】
クロズナーFRB理事
「市場の機能回復に必要とされる対応」
「連銀は、経済に対する市場の影響を考慮すべき」
シュタインブリュック独財務相
「本年のドイツCPI平均は2.2%を予想。高い水準だが過剰ではない」
ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相
「ユーロは懸念せず、綿密に監視」
「ユーロはファンダメンタルズを反映すべき」
ウェーバー独連銀総裁
「ECBは価格安定のために必要な対応をとる」
「インフレリスクは上昇した」
「ECBは物価安定が危険にさらされた場合、行動する必要がある」
「ECBの利上げサイクル、市場混乱で中断したにすぎない」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 114.04 114.63 113.51 114.57
ユーロ・ドル 1.4312 1.4314 1.4126 1.4183
ユーロ・円 163.21 163.27 160.47 162.49
ドル・スイス 1.1637 1.1786 1.1634 1.1779
ポンド・ドル 2.0495 2.0511 2.0259 2.0330
株式市場:
NYダウ 13521.62 13587.22 13407.49 13566.97
ナスダック 2706.20 2755.47 2698.14 2753.93
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 3.779 3.859
米国債10年物 4.391 4.413
米国債30年物 4.686 4.689
先物市場:
NY金先物 753.5 760.5 751.0 760.0
NY原油先物 87.30 88.00 86.30 87.56
シカゴ日経平均先物 16460 16520 16370 16510
最終更新:10月23日6時36分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071023-00000001-fis-brf