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「為替」 「リスク回避再燃にキャリー手仕舞い活発化、原油続騰88.20ドル」ニューヨーク外為市場概況/ニューヨーク外国為替市場概況
10月17日6時46分配信 フィスコ
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:37JST 「「リスク回避再燃にキャリー手仕舞い活発化、原油続騰88.20ドル」ニューヨーク外為市場概況」
【ロンドン市場概況】
16日のロンドン外為市場では、ドル・円、クロス円は一旦買い戻された後、G7会
合への警戒感、欧州主要株式市場の下落推移を受けて再び売りが優勢になり、ド
ル・円は116円75銭から117円12銭まで上昇後116円66銭まで下落、ユーロ・円は165
円36銭から166円06銭まで上昇後165円15銭まで下落した。ユーロ・ドルは1.4161ド
ルから1.4187ドルまで上昇後1.4152ドルまで下落、ポンド・ドルは2.0347ドルから
2.0389ドルまで上昇後、英9月消費者物価の下振れもあり2.0305ドルまで下落、ド
ル・スイスは1.1820フランまで下落後1.1843フランまで強含んだ。
【経済指標】
独・10月ZEW景気期待指数:-18.1(-22.0、9月-18.1)
ユーロ圏・9月消費者物価指数改定値:前年比+2.1%(予想+2.1%、速報+2.1%、8
月+1.7%)
英・9月消費者物価指数:前月比+0.1%、前年比+1.8%(前年比予想+1.9%、8月
+1.8%)
【要人発言】
コンスタンシオ・ポルトガル中銀総裁
「最近のユーロ高は大幅だが、過去をみれば前例がある」
「金融状況は数カ月前に比べて総じて引き締め的」
OPEC代表団筋
「OPEC、現時点では追加の増産を協議していない」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:116円77銭、ユーロ・円:165円31銭、ユーロ・ドル:1.4161ドル、ポン
ド・ドル:2.0323ドル、ドル・スイス:1.1839フラン
【ニューヨーク市場概況】
16日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は米8月対米証券投資が過去最大の売
り越し額を記録、外国資本のドル離れが明確化した事から116円47銭まで下落した
が、押し目での買い、引け後の好調な企業決算発表を受けて116円94銭へ反発し、
116円88-92銭で取引を終えた。
ユーロ・ドルは対米証券投資を受けたドル売りに1.4144ドルから1.4196ドルまで上
昇したが、ユーロ・円絡みの売りに押され1.4170-75ドルで引けた。ユーロ・円は米
住宅市場不振の長期化懸念や株価続落を受けたリスク回避のキャリートレード手仕
舞いに164円85銭まで下落後、ショートカバーに165円76銭へ反発した。ポンド・ド
ルは2.0304ドルから2.0381ドルまで上昇し、ドル・スイスは1.1845フランから
1.1800フランまで下落した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
年内の利下げ確率:4.5%まで100%←85%
来年3月の利下げ確率:4.25%まで62%←13%
【シカゴVIX指数:株式投資家の恐怖心理の度合いを示す指数】
20.02←19.25、日中最大20.75(年内最大:8/16の37.50)
【原油市場】
原油相場は6営業日続伸、史上初めて88ドル台をつけた。一部メディアが、「トルコ
の議会は明日にも同国軍がクルド労働者党の鎮圧に向けてイラク北部にある拠点を
攻撃することを承認する可能性がある」と報道。トルコ・イラク国境の緊張の高ま
りに加え、実際に侵攻が始まった場合のイラク産油の輸出減少が懸念されることで
買いの優勢する展開が続いた。
連日の原油価格の最高値更新を受けて石油輸出国機構(OPEC)のバドリ事務局長は
「市場動向を注視しており、供給障害が起きた場合には対応していく」と発言。し
かしながら、現在の原油価格の続騰については「需給関係という市場のファンダメ
ンタルズが価格を押し上げているわけではない」との見方を示した。
NY原油先物価格は一時88.20ドルまで上昇し最高値を更新、高値圏の87.61ドル(前
日比+1.48ドル、+1.7%、年初来+43.5%)で取引を終えた。
【株式市場概況】
米株式相場は下落。原油先物価格が88ドルの過去最高値を記録し高値圏で推移した
ほか、10月住宅市場指数が過去最低水準に低下したことで終日軟調な展開となっ
た。セクター別では、消費者サービスやエネルギーが上昇した一方、銀行や自動
車・同部品が軟調。スウェーデンのワイヤレス大手エリクソン(ERIC)が業績下方修
正を発表して23%の急落。バイオ大手のジェネンテック(DNA)は予想を上回る決算を
発表したが売りに押されて小幅安。住宅メーカーのDRホートン(DHI)は、前四半期の
住宅販売が前年比で39%落ち込むことを明らかにして下落した。一方で中国のシテ
ィック銀行が株式を取得するとの憶測が伝わった証券大手のベアスターンズ(BSC)が
堅調。ダウ構成銘柄では、昨日の決算発表で慎重な見通しを示したシティグループ
(C)が続落となった。結局ダウは71.86ドル安の13912.94、ナスダックは16.14ポイン
ト安の2763.91で取引を終了。マーケット終了後に半導体最大手のインテル(INTC)が
発表した決算は売上及び利益ともに事前予想を上回り、時間外取引で上昇してい
る。
【通貨オプション】
オプション市場では、リスク回避の動きが再燃している事から買いが先行した。
1週間物は7.5%から10.0%、1ヶ月物変動率は、7.850%から9.000%(最近の高値
8/17=23%、99年来の高水準)、3ヶ月物は7.400%から8.175%(8/17=17%)、6
ヶ月物は7.325%から7.925%(8/17=15.25%、2000年来の高水準)、1年物は
7.300%から7.850%(8/17=13.80%、2000年来の高水準)へそれぞれ上昇した。。
リスクリバーサルでは、リスクヘッジの下値円コール買いの動きが強まり25デルタ
円コール1ヶ月物は+1.650%から+1.900%(8/17=+6.5、2003年10月)へ拡大、3ヶ月
物は2.050%から+2.300%、1年物は+2.350%から2.500-2.650%へそれぞれ拡大し
た。
【経済指標】
加・8月製造業出荷:前月比-1.7%(予想-1.0%、7月+1.3%←+2.3%)
米・8月対米長期証券投資:693億ドル売り越し(予想600億ドル買い越し、7月195億
ドル←192億ドル買い越し)
米・8月対米証券投資トータル:1630億ドル売り越し(予想650億ドル買い越し、7月
943億ドル←1038億ドル買い越し)
米・9月鉱工業生産:前月比+0.1%(予想+0.1%、8月+0.0%←+0.2%)
米・9月設備稼働率:82.1%(予想82.2%、8月82.1%←82.2%)
米・10月NAHB住宅市場指数:18(予想19、8月20)
【金融政策】
カナダ中銀:政策金利を4.50%に据え置き決定
トルコ中銀:政策金利50ベーシスポイント引き下げ16.75%に決定
【要人発言】
ポールソン米財務長官
「住宅市場の調整、米経済に当面打撃与える見通し」
「経済の力強いファンダメンタルズにもかかわらず、住宅市場は依然低迷を続けて
おり、そのことが個人的に米経済に対する現時点で最大のリスクと考えている」
「海外成長は米輸出を助長」
「強いドルは国益に叶う」
「通貨価値は市場で決定。通貨はファンダメンタルズを反映すべき」
FRB議事録
「12地区連銀のうちリッチモンド、アトランタ、シカゴ、ダラスの4行が0.25%ポイ
ントの公定歩合引き下げ、フィラデルフィア地区連銀は据え置きを発議」
カナダ中銀
「インフレリスクは均衡か、若干下方」
「07年カナダ成長率予想2.5%から2.6%へ上方修正、08年成長予想2.6%から2.3%
へ下方修正09年は2.4%から2.5%に上方修正した」
カナダ財務省関係者
「G7国営ファンドについて言及」
ハーリー・アイルランド中銀総裁
「ユーロ圏金融政策に関しては、更なる情報が必要」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 116.76 117.12 116.47 116.92
ユーロ・ドル 1.4166 1.4197 1.4146 1.4172
ユーロ・円 165.40 166.06 164.85 165.69
ドル・スイス 1.1830 1.1846 1.1800 1.1828
ポンド・ドル 2.0353 2.0389 2.0295 2.0328
株式市場:
NYダウ 13986.34 13992.03 13877.90 13912.94
ナスダック 2770.54 2781.80 2759.43 2763.91
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 4.218 4.129
米国債10年物 4.677 4.647
米国債30年物 4.912 4.904
先物市場:
NY金先物 761.9 767.7 758.5 762.0
NY原油先物 86.70 88.20 86.25 87.61
シカゴ日経平均先物 17140 17140 16980 16960
最終更新:10月17日6時46分
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