★阿修羅♪ > 国家破産52 > 491.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
「為替」 冴えない米指標にドル売り加速ユーロ最高値1.4155ドル、原油80ドル割れ/ニューヨーク外国為替市場概況
9月26日6時35分配信 フィスコ
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:31JST 「冴えない米指標にドル売り加速ユーロ最高値1.4155ドル、原油80ドル割れ」
【ロンドン市場概況】
25日のロンドン外為市場では、欧州通貨を中心にドル売りが継続、クロス円の売
り買いが交錯するなかで、ドル・円は114円61銭から114円79銭まで上昇後、114円36
銭まで下落する展開になった。ユーロ・ドルは独IFO指数の予想以上の低下にも
1.4065ドルから1.4103ドルまで上昇、ユーロ・円は161円36銭から161円84銭まで上
昇後、161円16銭まで下落した。ポンド・ドルは2.0095ドルから2.0141ドルで上下
し、ドル・スイスは1.1736フランから1.1697フランまで下落した。欧州主要株式市
場、米国株式指数先物は下落推移が続いた。
【経済指標】
独・9月IFO業況指数:104.2(予想105.0、8月105.8)
【要人発言】
独IFOチーフエコノミスト・ネルプ氏
「9月独IFO業況指数の低下、金融市場の混乱が影響」
額賀財務相
「景気本格化させ、国家財政再建に全力尽くす」
「高齢者医療の負担増凍結、与野党合意理解するが財源論必要」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:114円39銭、ユーロ・円:161円35銭、ユーロ・ドル:1.4109ドル、ポン
ド・ドル:2.0138ドル、ドル・スイス:1.1690フラン
【ニューヨーク市場概況】
25日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は5年来で最低水準に落ち込んだ米8
月中古住宅販売、2年来で最低水準となった米9月消費者信頼感指数を受けた債券利
回り低下に加え、“日本の石油会社がイランに代金を円建てで清算”とのニュース
が伝えられて一時114円03銭まで下落したが、株式市場が上昇に転じた事で114円88
銭まで反発し、114円75-80銭で引けた。
ユーロ・ドルは弱い米経済指標や自動車最大手GMの全米ストを嫌気したドル売りに
1.4104ドルからオプションバリアーをつけて1.4155ドルまで上昇しユーロ導入来の
最高値更新し、1.4135-40ドルの高値圏で取引を終えた。ユーロ・円は米株式市場の
反発に連られる形で161円04銭から162円42銭まで上昇した。ポンド・ドルは2.0131
ドルから2.0210ドルまで上昇し、ドル・スイスは1.1692フランから1.1638フランま
で下落した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
年内の利下げ確率:4.5%まで100%で変わらず、4.25%まで68%←33%
【シカゴVIX指数:株式投資家の恐怖心理の度合いを示す指数】
18.60←19.37、日中最大20.46(年内最大:8/16の37.50)
【原油市場】
原油相場は3営業日続落し、80ドルを割り込む。メキシコ湾の熱帯性暴風雨による生
産障害の懸念が後退したことに加え、サウジアラビアのヌアイミ石油相が「原油市
場は混乱状態にある」と述べたことが材料視されて終始軟調に推移した。サウジ石
油相の発言に対して市場では“原油価格を80ドル以下に下げることを狙ったもの”
とみる向きがあり、この発言を受けて一部加盟国が支持するOPEC追加増産の観測が
強まることとなった。NY原油先物価格は一時79.00ドルまで下落し、79.53ドル(先
週末比-1.42ドル、-1.7%、年初来+30.2%)で取引を終えた。【株式市場概況】
NY株式相場は小幅上昇。9月消費者信頼感指数や8月中古住宅販売が落ち込んだほ
か、小売大手に業績下方修正が相次いだことで朝方は下落して始まったが、その後
ハイテク主導で前日終値を回復すると小幅な値動きに終始する展開となった。セク
ター別では、テクノロジー・ハード機器やソフトウェア・サービスが上昇した一
方、小売や不動産が軟調。住宅メーカーのレナー(LEN)が決算を発表し、損失が予
想以上に拡大して4%安。またディスカウントストア大手のターゲット(TGT)やホー
ムセンター大手のロウズ(LOW)が相次いで業績見通しを引き下げて売られた。一方
で昨日の人気ゲーム「Halo3」発売を受けてマイクロソフト(MSFT)が上昇。音楽配
信サービスの試験を開始したアマゾン(AMZN)が上昇したほか、競合するアップルも
過去最高値を更新した。ダウ構成銘柄では、ストライキが続いているゼネラル・モ
ーターズ(GM)が小幅下落。結局ダウは19.59ドル高の13778.65、ナスダックは
15.50ポイント高の2683.45で取引を終了した。冴えない経済指標が相次いでいるこ
とで一段の金融緩和を予想する向きが広がっている。
【通貨オプション】
オプション市場では、円高推移を受けて1ヶ月物変動率は9.650%から10.400%
(最近の高値8/17=23%、99年来の高水準)、3ヶ月物は9.050%から9.400%(8/17
=17%)、6ヶ月物は8.450%から8.700%(8/17=15.25%、2000年来の高水準)、1
年物は8.250%から8.350%(8/17=13.80%、2000年来の高水準)へそれぞれ上昇し
た。
リスクリバーサルでは、レンジ相場観測が強いためか動意乏しく25デルタ円コール1
ヶ月物は、2.300%から2.200%へ縮小、3ヶ月物は2.600%で変わらず、6ヶ月物は
2.950%から2.825%、1年物は3.300%から3.225%へそれぞれ縮小した。
個別では、5年物ATMFと82円50銭円コールのスプレッドが話題となっていた。
【経済指標】
米・9月消費者信頼感指数:99.8(予想104.5、8月105.6←105.0)
米・8月中古住宅販売件数:550万戸、前月比-4.3%(予想560万戸、7月575万戸)
【要人発言】
グロース独経済技術相
「ユーロ・ドルの急上昇を懸念している」
リープシャー・オーストリア中銀総裁
「欧州経済は堅調」
「経済成長見通しリスクは下方だが、力強い成長は引き続き継続している」
センタンス英金融政策委員
「英経済は比較的強い」
「英インフレは変動的となる可能性」
ドッジ・カナダ中銀総裁
「4.5%の政策金利は適切」
「金融市場の透明性を求める」
「市場の混乱は国内需要、輸出を弱める可能性」
「カナダドルは予想のレンジ以上に急激に上昇」
「米ドルの下落が加ドルに影響」
BIS調査
「世界外国為替取引、1日平均3兆2000億ドルに拡大」
「通貨デリバティブの取引は1日2兆1000億ドルに拡大」
「1日の為替取引に占める新興市場の比率は20%に上昇」
「1日の為替取引に占めるドルの比率低下」
NY連銀
「米国での通貨取引、82%増」
「通貨デリバティブ取引164%増」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 114.71 114.88 114.03 114.78
ユーロ・ドル 1.4073 1.4155 1.4065 1.4139
ユーロ・円 161.42 162.42 161.04 162.29
ドル・スイス 1.1730 1.1736 1.1638 1.1663
ポンド・ドル 2.0100 2.0210 2.0095 2.0188
株式市場:
NYダウ 13757.84 13787.19 13696.31 13778.65
ナスダック 2655.23 2683.92 2656.33 2683.45
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 4.041 3.994
米国債10年物 4.628 4.630
米国債30年物 4.882 4.903
先物市場:
NY金先物 732.8 741.0 730.8 738.8
NY原油先物 80.25 80.25 79.00 79.53
シカゴ日経平均先物 16305 16380 16305 16400
最終更新:9月26日6時35分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070926-00000001-fis-brf