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首都高東京線400円―1200円 距離別制、来秋にも
2007年09月20日23時09分
首都高速道路は20日、走行距離にかかわらず一律となっている現行の料金制度に代わり導入を検討している走行距離別料金制度の料金案を発表した。現在は一律700円の東京線の普通車料金を400〜1200円とする。10月末まで一般から意見を募集し、来年秋にも導入する方針だ。
料金案では、東京線、神奈川線の普通車の最低料金は400円で、最高はそれぞれ1200円、1100円。埼玉線は300〜550円としている。いずれも最低料金は走行距離3キロ未満に適用し、距離に応じて50円刻みに料金が上がる。
長距離利用者に割高感を与えて一般の道路に誘導し、渋滞解消を図る狙いもある。この制度が導入されると、半分の利用者には値上げになるが、残る半分の利用者の負担は減るため、総額では値上げにならないという。
ETC(自動料金収受システム)の利用者が対象で、ETCを設置していない利用者には電子マネーで支払うシステムの導入などを検討する。こうしたシステムを利用せず、現金で支払う場合は原則入り口で最高料金を徴収するとしている。
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