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「為替」 ドル売り一服115.86円/1.4042ドル、原油5日ぶり下落／ニューヨーク外国為替市場概況
9月22日6時30分配信 フィスコ
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:26JST 「「ドル売り一服115.86円/1.4042ドル、原油5日ぶり下落」
【ロンドン市場概況】
21日のロンドン外為市場では、ドル・円は、ロシア筋などのドル買いをきっかけ
にショートカバーの買いが強まり、114円92銭から115円70銭まで上昇、ユーロ・円
も161円82銭から162円66銭まで上昇した。ユーロ・ドルは1.4086ドルから1.4050ド
ルまで軟調推移、ポンド・ドルは2.0128ドルから2.0173ドルで上下し、ドル・スイ
スは1.1716フランから1.1764フランまで上昇した。
【経済指標】
ユーロ圏・7月経常収支（季調前)：+33億ユーロ（6月+126億ユーロ←+114億ユーロ)
ユーロ圏・9月製造業PMI：53.2（予想53.9、8月54.3)
ユーロ圏・9月サービス部門PMI：54.0（予想57.5、8月58.0)
【要人発言】
ラガルド仏経済財務雇用相
「ECB、来月の理事会でユーロ高を協議すべき」
ビーニ・スマギECB理事
「ECB総裁とユーログループの議長だけが為替レートについてコメントすべき」
ミシュキン米FRB理事
「景気の悪化は常に金融の動揺を伴う」
グリーンスパン前米FRB議長
「米国の住宅価格はさらに下落する見込み」
篠原財務官
「サブプライム問題に伴う市場の混乱、来年4月のG7にかけて議論」
「外為市場、一時に比べボラティリティ落ちたが依然として高い」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：115円57銭、ユーロ・円：162円40銭、ユーロ・ドル：1.4054ドル、ポン
ド・ドル：2.0155ドル、ドル・スイス：1.1755フラン
【ニューヨーク市場概況】
21日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は米株式市場の上昇や外貨建て投信
設定絡みの買いにショートカバーを巻き込み115円86銭まで上昇後、米債券利回りの
低下や利食い売りを受けて115円27銭へ反落し、115円45-50銭で取引を終えた。
ユーロ・ドルはユーロ圏景況感の低下や週末の買い持ち手仕舞う売りに1.4042ドル
まで下落後、押し目買いやユーロ・円絡みの買いに1.4096ドルまで反発し、1.4085-
90ドルで引けた。ユーロ・円は米株式市場の上昇や外貨建て投信設定絡みの買いを
受けて162円25銭から162円84銭まで上昇した。ポンド・ドルは2.0141ドルから
2.0214ドルまで上昇し、ドル・スイスは1.1772フランから1.1719フランまで下落し
た。
【FF先物米金利変更織り込み率】
年内利下げ確率：4.5％まで100％で変わらず、4.25％まで35％で変わらず
【シカゴVIX指数：株式投資家の恐怖心理の度合いを示す指数】
19.00←20.45、日中最大19.81（年内最大：8/16の37.50）
【原油市場】
原油相場は5日ぶりに下落。昨日は踏み上げによる上昇に過去最高値83.90ドルをつ
けたが、最近の速いペースでの上昇に高値警戒感が高まることで週末に絡んだ調整
売りなどに押される展開となった。また、英蘭系エネルギー会社のロイヤル・ダッ
チ・シェルとサウジアラビアが約70億ドルを投資し、2010年をメドにテキサスにあ
る米最大級の製油所の精製能力を増強することを明らかにし、石油製品の供給懸念
が後退したことも売り材料となった。NY原油先物価格は80.60ドルまで下落し、結局
81.62ドル（前日比-0.16ドル、-0.2％、年初来+33.7％）で取引を終えた。今週の原
油価格の騰落率は+3.2％。注意：本日から取引限月が変更したことに伴い前営業日
の終値も変化しています。
【株式市場概況】
NY株式相場は上昇。原油価格の高止まりを受けてエネルギー関連株に幅広く買いが
広がったほか、データベース大手のオラクル(ORCL)などの主要企業の好決算を受け
て終日堅調な展開となった。セクター別では電気通信サービスやソフトウェア・サ
ービスが上昇した一方、耐久消費財・アパレルや銀行が軟調。オラクルは25％増益
となる予想を上回る決算を発表して4.4%高。携帯端末向け半導体メーカー最大手の
テキサス・インスツルメンツ（TXN）は増配と自社株買いを発表して上昇。一方で運
動靴メーカーのナイキ(NKE)は予想を上回る決算を発表したが売りに押された。オー
ディオ製品のハーマン・インターナショナル(HAR)は投資ファンドが買収を撤回する
意向を明らかにし急落。ダウ構成銘柄ではディズニー(DIS)が1.6%高となり指数の上
昇に貢献した。結局ダウは53.49ドル高の13820.19、ナスダックは16.93ポイント高
の2671.22で取引を終了した。投資ファンドが合意に達した買収を撤回する事例が相
次いでみられており、被買収企業の対応に注目が集まっている。
【通貨オプション】
オプション市場では、下値リスクの後退に伴い売りが優勢し1ヶ月物変動率は
10.500％から9.200％（最近の高値8/17＝23％、99年来の高水準）、3ヶ月物は
9.775％から8.875％（8/17＝17％）、6ヶ月物は8.925％から8.425％（8/17＝
15.25％、2000年来の高水準)、1年物は8.400％から8.100％（8/17＝13.80％、2000
年来の高水準）へそれぞれ低下した。
リスクリバーサルでは、様子見気配が強く25デルタ円コール1ヶ月物は、2.200％、3
ヶ月物は2.600％、6ヶ月物は2.435％から2.825％へそれぞれ拡大した。1年物は
3.275％から3.225％で取引されている。
【経済指標】
加・7月小売売上高：前月比-0.8％（予想+0.0％、6月-1.1％←-0.9％）
加・7月小売売上高（自動車除く）：前月比-0.3％（予想+0.3％、6月-0.2％←-
0.3％）
【金融政策】
NY連銀：週末越えレポで30億ドルの資金供給
メキシコ中銀：政策金利7.25％に据え置き
【要人発言】
ポールソン米財務長官
「強いドルは米国の国益に叶う」
「通貨の価値は市場が決定すべき」
「市場混乱は米経済成長への警鐘」
コーン米FRB副議長
「インフレ目標の設定、期待を安定させる」
「利下げは金融市場混乱の悪影響阻止が狙い」
ウォルシュFRB理事
「銀行、ファンドを損失から安易に保護する事のないよう慎重」
「2重の目標達成のため必要に応じて行動する」
「米国経済には弾力性がある」
「連銀は現時点での指標に焦点を当てており、現時点の経済が連銀政策を導く」
「金融市場における最近の動向で経済見通しをめぐる不透明性が高まった」
トリシェECB総裁
「金融政策について新たに述べることはない」
「ユーロは欧州統合を助けた」
「ユーロは成功」
「国際普及目指すキャンペーンは無し」
「市場の調整は無視できず」
「市場の調整はリスク評価」
シュタインブリュック独財務相
「ユーロ高にもかかわらずドイツ経済は力強い」
ロート・スイス中銀総裁
「価格安定は最優先課題」
「金融政策はインフレ脅威に対応する事」
「スイスフランはユーロの恩恵を享受、最近のユーロ高を懸念せず」
「スイスには流動性の問題はない」
「ユーロ圏、スイスのインフレは緩和的」
フラハーティ・カナダ財務相
「対ドルでのカナダドルの上昇は強いカナダ経済、ドル安の影響」
「カナダドルの価値は市場で決定している」
コンスタンシオ・ポルトガル中銀総裁
「ユーロ高はインフレ抑制に役立つがユーロ圏の成長にとってリスクが高まる」
「我々は新たな指標に基づき政策決定」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 115.03 115.86 114.92 115.53
ユーロ・ドル 1.4084 1.4096 1.4042 1.4090
ユーロ・円 162.02 162.84 161.82 162.78
ドル・スイス 1.1719 1.1772 1.1716 1.1722
ポンド・ドル 2.0131 2.0214 2.0128 2.0205
株式市場：
NYダウ 13768.33 13877.17 13768.25 13820.19
ナスダック 2672.81 2678.69 2666.32 2671.22
債券市場： （始値） （終値）
米国債 2年物 4.109 4.037
米国債10年物 4.696 4.622
米国債30年物 4.964 4.886
先物市場：
NY金先物 741.0 745.5 734.0 738.9
NY原油先物 81.65 82.40 80.60 81.62
シカゴ日経平均先物 16425 16530 16425 16400
最終更新:9月22日6時30分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070922-00000001-fis-brf
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