★阿修羅♪ > 国家破産52 > 417.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
東京株が急反発、米利下げ受け5年半ぶりの大幅上昇
2007年 09月 19日 16:10 JST
[東京 19日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は急反発。2002年3月4日以来、5年半ぶりの大幅上昇となった。米国の利下げで信用収縮への不安が後退し米国株が急反発したことを受けて、日本株にも買い安心感が広がった。
後場に入り、日銀が現状の金融政策維持を決めたが、株式市場は織り込み済みとの認識が強く、ほとんど反応しなかった。
業種別では鉱業や不動産、証券、非鉄金属のほか銀行などにも買い戻しが入り、全面高となった。東証1部騰落数は、値上がり1626銘柄、値下がり70銘柄、変わらずが22銘柄。
きょうの日経平均は寄りつきから200円を超す大幅な上昇で始まった。米連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラル・ファンド(FF)レートが0.50%ポイント引き下げられたことを好感し、米国株式が急反発した流れを引き継ぐかたちとなった。市場センチメントが一気に好転し終始、買いが優勢だった。
米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)関連の損失規模に注目が集まる中で発表となったリーマン・ブラザーズ(LEH.N: 株価, 企業情報, レポート)の第3・四半期(6─8月)の決算は、住宅ローンやレバレッジドローン資産償却で3.2%の減益となったものの、市場予想を上回ったことも市場に安心感を与え、銀行など金融株に買い戻しが入った。
後場に入ってからも勢いは衰えず、徐々に上値を切り上げた。市場では日経平均が1万6400円に接近し、戻り売りが増える水準に入っているとの見方が出始め、チャート的には二番底を確認できるとの声が少なくない半面、「8月末の高値の1万6500円を明確に抜かなければ二番底は確認できず、ここからは強弱感が対立することになりそうだ」(準大手証券投資情報部)と慎重な指摘もあった。
個別銘柄では、みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)や三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)が売買代金の上位を占めたほか、住友金属鉱山(5713.T: 株価, ニュース, レポート)、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)、キヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)などの銘柄に物色が集まった。
14日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申し立てたクレディア(8567.T: 株価, ニュース, レポート)が、前日に続き値下がり率トップとなったほか、業績予想を下方修正したエイチ・アイ・エス(9603.T: 株価, ニュース, レポート)も売られた。
© Reuters 2007. All rights reserved.
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-27956620070919