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「為替」 米FOMC控えた調整相場、英信用市場の混乱にポンド安、原油最高値80.70ドル/ニューヨーク外国為替市場概況
9月18日6時29分配信 フィスコ
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:24JST 「米FOMC控えた調整相場、英信用市場の混乱にポンド安、原油最高値80.70ドル」
【ロンドン市場概況】
17日のロンドン外為市場では、欧州主要株式市場、米国株式指数先物の下落推移
を受けてクロス円の売りが優勢になり、ドル・円は115円04銭から114円66銭まで下
落、ユーロ・円は159円52銭から159円02銭まで下落、ポンド・円は230円付近から
229円付近まで下落した。ユーロ・ドルは1.3856ドルから1.3877ドルで小動きになっ
たが、ポンド・ドルは、先週末からのポンド売りの流れが続き、2.0007ドルから
1.9949ドルまで下落、ユーロ・ポンドは0.6932レベルから0.6950レベルまで上昇し
た。ドル・スイスは1.1881フランから1.1849フランまで軟調推移した。
【経済指標】
ユーロ圏・7月貿易収支:+46億ユーロ(予想+68億ユーロ、6月+76億ユーロ)
【要人発言】
ポールソン米財務長官
「市場の混乱、しばらく続く見通し」
「市場混乱に警戒重要だが、過剰反応をしない事が重要」
「連銀の市場への対応を信頼」
「米経済は引き続き成長拡大すると自信」
ラガルド仏経済相
「米財務長官とは人民元が過小評価されているとの認識で一致」
「ポールソン長官は強いドルを支持する意向をあらためて示した」
「ユーログループ内に対立はない」
ダーリング英財務相
「ノーザン・ロックの危機打開にあらゆる選択肢検討」
「(クレジット市場の)問題の根は海外市場、特に米国だ。英国では、経済は力強
く、低金利、低インフレだ」
「米英は金融システムの規律強化が必要との認識で一致」
「英中銀に支援要請した英金融機関、ノーザン・ロックのみ」
「ノーザン・ロックの全預金を保護する方針」
スペイン中銀
「スペインの金融機関、ECBに緊急支援求めていない」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:114円93銭、ユーロ・円:159円17銭、ユーロ・ドル:1.3865ドル、ポン
ド・ドル:2.0118ドル、ドル・スイス:1.1880フラン
【ニューヨーク市場概況】
17日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は軟調スタートとなった米株式市場
の下げ幅が縮小した事で114円74銭から115円28銭まで反発し、115円10-15銭で取引
を終えた。
ユーロ・ドルは予想を下回る米9月のNY州製造業業況指数を受けて1.3889ドルまで上
昇したが、FOMCを控えたファンド筋の買い持ち手仕舞いやユーロ・円下落絡みの売
りに1.3849ドルへ反落し1.3865-70ドルで引けた。ユーロ・円は株式動向に連れて
159円94銭まで上昇後159円19銭へ反落した。ポンド・ドルは英住宅ローン大手ノー
ザン・ロック社問題を受けた英信用逼迫不安にポンド売りが強まり2.0028ドルから
1.9916ドルまで下落し、ドル・スイスは“質への逃避”のスイスフラン買いに
1.1851フランまで下落後、ロート・スイス中銀総裁のハト派発言に1.1891フランへ
反発した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
9月利下げ確率:5.0%まで100%変わらず、4.75%まで10%←28%
年内利下げ確率:4.75%まで100%変わらず、4.5%まで95%←92%
【シカゴVIX指数:株式投資家の恐怖心理の度合いを示す指数】
26.48←24.92、日中最大27.08(年内最大:8/16の37.50)
【原油市場】
原油相場は反発。高値警戒感から売り先行スタートとなったが、米証券大手のゴー
ルドマン・サックス社の相場強気見通しなどを受けて上昇に転じ、4営業日連続で日
中最高値を更新した。ゴールドマン・サックスは17日、年末の原油価格予想を従来
72ドルから85ドルに上方修正し、減少傾向にある在庫動向次第では90ドルを突破す
る可能性があるとの見通しを示した。また11日(火)のOPEC増産決定に関しては、
価格上昇を抑制するには少なすぎるし、遅すぎるとの考えを示した。NY原油先物価
格は一時80.70ドルまで上昇し、高値圏の80.57ドル(前日比+1.47ドル、+1.8%、年
初来+31.9%)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は下落。明日のFOMC(連邦公開市場委員会)の内容を見極めたいとの思惑
から、一旦ポジションを手仕舞う動きが広がり終日軟調な展開となった。セクター
別では自動車・同部品が上昇する一方で各種金融や小売が下落。農産物関連商品の
モンサント(MON)は業績予想を引き上げて上昇。携帯電話キャリアのリープ・ワイヤ
レス(LEAP)はメトロPCS(PCS)からの買収提案を拒否する意向を表明したが両社とも
小動きに終始した。仮想化ソフトウェアのVMウェア(VMW)は、第2四半期決算書類を
SECに提出したが、投資家の期待が先行していた為5.4%安となった。ダウ構成銘柄で
は、マイクロソフト(MSFT)が欧州独禁法違反で04年の判決を不服として提訴してい
たものの、敗訴し下落。一方でゼネラル・モーターズ(GM)は労使交渉の進展期待で
上昇した。結局ダウは39.10ドル安の13403.42、ナスダックは20.52ポイント安の
2581.66で取引を終了。明日のFOMCでは0.5ポイントの利下げを期待する向きもあ
り、0.25ポイントの利下げにとどまった場合は失望売りがでる可能性も指摘されて
いる。
【通貨オプション】
オプション市場では、信用市場リスク警戒感に加え、明日にFOMCを控えてイベン
トリスクの上昇に、1ヶ月物変動率は11.400%から11.65%(最近の高値8/17=
23%、99年来の高水準)へそれぞれ上昇、3ヶ月物は10.10%で変わらず(8/17=
17%)、6ヶ月物は9.100%から9.25%(8/17=15.25%、2000年来の高水準)、1年物
は8.650%から8.900%(8/17=13.80%、2000年来の高水準)へそれぞれ上昇した。
リスクリバーサルでは、根強い下値警戒感に伴った円コール買いが強まり、25デル
タ円コール1ヶ月物は、2.700%から2.900%、3ヶ月物は3.125%から3.500%、6ヶ月
物は3.515%から3.750%、1年物は4.125%から4.200%へそれぞれ拡大した。
【経済指標】
米・9月NY州製造業業況指数:14.7(予想20.25、8月25.06)
加・7月証券取扱高:+15.02億カナダドル(予想-15億カナダドル、6月-43.3億カナ
ダドル←-45.21億カナダドル)
【要人発言】
ロート・スイス中銀総裁
「金融政策に現在はバイアスなし」
「経済のリスクは下方」
「金融市場の混乱は将来のインフレ加速リスクを縮小」
「金利は適切」
「スイスフラン安が価格を押し上げる事を懸念している」
「市場混乱は不透明性を強めた」
「米住宅市場問題は拡大、長期化すると見通す」
「特に米国で経済減速ペースの可能性が拡大」
「国内銀行の資本状態は十分。金融危機のために第3・四半期業績は、第1、第
2・四半期ほど良好ではない可能性がある」
グリーンスパン前米FRB議長
「ユーロ基軸通貨になる可能性」
「ECBは国際的な機関に発展」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 114.85 115.28 114.66 115.13
ユーロ・ドル 1.3867 1.3888 1.3849 1.3868
ユーロ・円 159.25 159.94 159.03 159.66
ドル・スイス 1.1876 1.1891 1.1851 1.1871
ポンド・ドル 1.9997 2.0028 1.9916 1.9946
株式市場:
NYダウ 13441.95 13451.54 13362.37 13403.42
ナスダック 2592.67 2596.09 2575.36 2581.66
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 4.033 4.071
米国債10年物 4.454 4.462
米国債30年物 4.719 4.699
先物市場:
NY金先物 720.0 728.3 719.8 723.8
NY原油先物 78.85 80.70 78.80 80.57
シカゴ日経平均先物 16000 16050 15970 16005
最終更新:9月18日6時29分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070918-00000001-fis-brf