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http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-27904620070915
[オタワ 14日 ロイター]
カナダ銀行(中央銀行)のドッジ総裁は、現在の世界的な信用収縮が起こる前に、貸出条件を厳格化するため金利を「もっとしっかり」引き上げておくべきだったとの見方を示した。英エコノミスト誌とのインタビューで述べた。
金融市場に対して自らの過ちを認めた格好の総裁は、米サブプライム(信用度の低い借り手向け)住宅ローンの債務不履行増加を発端とする混乱が起こる前のクレジット市場での行き過ぎについて、カナダ中銀が一部助長した可能性があるとの見方を示した。
総裁は「今から思えば、もっとしっかりと利上げしておくべきだった。証券化やオフバランス化の増加で、現実に信用状況は緩和していたからだ」と述べた。
カナダ中銀のジェレミー・ハリソン報道官は報じられた総裁発言が正確であることを確認した。
同国ではサブプライム問題に絡んで資産担保コマーシャルペーパー(ABCP)が打撃を受けた。8月16日には銀行がスポンサーしていないABCPについて、60日間の現状維持期間を設定し、この間に長期の債券に組み替える支援策を主要機関がまとめた。
総裁は、これについて数カ月かかる可能性があると指摘。「どのコンデュイットも異なる。非常に複雑で、高度にレバレッジを利かせたものもある。最終的にはコンデュイットを解体する必要が出てくるだろう」と述べた。
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