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「為替」 米小売売上高下ブレも堅調ミシガン大指数にドル反発、原油10日ぶり下落/ニューヨーク外国為替市場概況
9月15日6時35分配信 フィスコ
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:29JST 「「米小売売上高下ブレも堅調ミシガン大指数にドル反発、原油10日ぶり下落」
【ロンドン市場概況】
14日のロンドン外為市場では、ドル・円は、欧州オープン時に円売りが先行した
動きに対する調整のドル売り(円買い戻し)が優勢になり、115円10銭から114円82銭
まで下落、ユーロ・円も159円77銭から159円24銭まで下落した。ユーロ・ドルは
1.3885ドルから1.3865ドルまで軟調推移、ポンド・ドルは、英利下げ観測の浮上で
ポンド売りが優勢になり、2.0187ドルから2.0123ドルまで下落、ドル・スイスは
1.1855フランから1.1879フランまで強含みに推移した。
【経済指標】
ユーロ圏・8月消費者物価指数改定値:前年比+1.7%(予想+1.8%、7月+1.8%)
【金融政策】
中国人民銀行
「1年物預金金利、貸出金利とも0.27%引き上げ(9/15から実施)」
「インフレや景気過熱の抑制が狙い」
【要人発言】
福井日銀総裁(内閣府幹部経由)
「米サブプライム問題で世界の金融市場やや不安定化、いくばくか日本の市場にも
影響」
大田経済財政担当相
「いまの景気は踊り場とはみていない」
グロース独経済技術相
「ユーロ高と市場の混乱が今後とも続くと懸念」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:114円82銭、ユーロ・円:159円17銭、ユーロ・ドル:1.3865ドル、ポン
ド・ドル:2.0118ドル、ドル・スイス:1.1880フラン
【ニューヨーク市場概況】
14日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は予想を下回る米8月小売売上高を受
けた利下げ観測に一旦114円36銭まで下落したが、その後発表された米9月ミシガン
大学消費者信頼感指数が予想を上回り、債券利回りが上昇、株価が反発したことか
ら115円40銭へ反発し、115円30-35銭で取引を終えた。
ユーロ・ドルは米小売売上高発表後に1.3893ドルまで上昇したがファンド筋の利食
いに上値を抑えられ、米金利上昇に伴い1.3844ドルまで反落し、1.3875-80ドルで引
けた。ユーロ・円は株価動向に連れて158円86銭まで下落後160円15銭まで反発し
た。ポンド・ドルは2.0166ドルまで上昇後2.0055ドルへ反落し、ドル・スイスは
1.1839フランまで下落後1.1924フランへ反発した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
9月利下げ確率:5.0%まで100%変わらず、4.75%まで28%←51%
年内利下げ確率:4.75%まで100%変わらず、4.5%まで92%←100%
【シカゴVIX指数:株式投資家の恐怖心理の度合いを示す指数】
24.92←24.76、日中最大26.48(年内最大:8/16の37.50)
【原油市場】
原油相場は10営業日ぶりに下落。3日連続で日中最高値を更新したが、引けにかけて
失速した。OPEC(石油輸出国機構)のバドリ事務局長が「80ドルの原油相場が維持
するとは思わない」と述べたことや米8月小売売上高が予想以上に伸び悩み、景気減
速に伴い需要が減少するとの見方が強まったことが売り材料となった。また、これ
まで相場を押し上げる要因であったメキシコ湾で発達した熱帯性暴風雨「フンベル
ト」による石油施設などへの被害の懸念も、米国上陸により熱帯低気圧へ勢力を弱
めたことから後退した。NY原油先物価格は80.36ドルまで上昇した後に下落に転じ、
79.10ドル(前日比-0.99ドル、-1.2%、年初来+29.5%)で取引を終えた。なお、今
週の原油価格の騰落率は+3.1%となった。
【株式市場概況】
NY株式相場は上昇。8月小売売上高が予想を下回ったことで朝方は下落して始まった
ものの、9月ミシガン大学消費者信頼感指数が予想を上回ったことで反発した。た
だ、来週にFOMC(連邦公開市場委員会)と大手証券会社の決算を控えて模様眺めの
展開となった。セクター別では、自動車・同部品や消費者サービスが上昇した一方
で半導体・同製造装置やメディアが軟調。住宅メーカーのホブナニアン(HOV)は販売
住宅価格を最大10万ドル引き下げる3日間限定のセールを行うことを発表して大幅
高。アライアンス・バーンスタイン(AB)は、フィッチが信用格付け見通しをポジ
ティブに引き上げたことが好感され堅調に推移した。またアパレルのベベ・ストア
(BEBE)は、500万株の自社株買いを発表して上昇。ダウ構成銘柄では、メリルリンチ
が投資判断を引き下げたアメリカン・エキスプレス(AXP)が軟調に推移した。結局ダ
ウは17.64ドル高の13442.52、ナスダックは1.12ポイント高の2602.18で取引を終
了。来週はリーマンブラザーズ(LEH)やゴールドマンサックス(GS)などの決算発表が
予定されており、サブプライム問題の財務や業績見通しに与える影響が注目されて
いる。
【通貨オプション】
オプション市場では、ドル・円の上値が抑えられたことで、下値警戒感が継続、
堅調な推移となった。1ヶ月物変動率は11.375%から11.400%(最近の高値8/17=
23%、99年来の高水準)、3ヶ月物は10.00%から10.10%(8/17=17%)、6ヶ月物
は9.050%から9.100%(8/17=15.25%、2000年来の高水準)、1年物は8.575%から
8.650%(8/17=13.80%、2000年来の高水準)へそれぞれ小幅上昇した。
リスクリバーサルでは、円先高観が弱まり円コール買いが後退、25デルタ円コール1
ヶ月物は、3.400%から2.700%、3ヶ月物は4.050%から3.125%、6ヶ月物は3.875%
から3.515%、1年物は4.625%から4.125%へそれぞれ縮小した。
個別では昨日1年物8.5%まで売られたが、本日は8.70%まで戻している。
【経済指標】
米・8月小売売上高:前月比+0.3%(予想+0.5%、7月+0.5%←+0.3%)
米・8月小売売上高(除く自動車):前月比-0.4%(予想+0.2%、7月+0.7%←
+0.4%)
米・8月輸入物価指数:前月比-0.3%(予想+0.3%、7月+1.3%←+1.5%)、前年比
+1.9%(
7月+2.8%)
米・4-6月期経常収支:-1907.9億ドル(予想-1900億ドル、前期-1971億ドル←-
1925.8億ドル)
米・8月鉱工業生産:前月比+0.2%(予想+0.3%、7月+0.5%←+0.3%)
米・8月設備稼働率:82.2%(予想82.0%、7月82.2%←81.9%)
米・7月企業在庫:前月比+0.5%(予想+0.3%、6月+0.4%)
米・9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:83.8(予想83.0、8月83.4)
加・7月製造業出荷:前月比+2.3%(予想+1.0%、6月-2.0%←-1.8%)
加・4-6月期労働生産率:前期比+0.2%(予想+0.4%、前期+0.7%)
【金融政策】
NY連銀
「週末越レポを通し30億ドルを市場に供給」
【要人発言】
ポールソン米財務長官
「強いドルは米国の国益に叶う」
「海外の成長加速が米輸出を促進」
「世界経済はかなり強い」
「市場はリスクを再評価」
「米経済はかなり堅調」
「中国の改革のペースには耐えられず」
「金融混乱時の貿易戦争は経済に打撃となる」
「貿易保護主義は経済を一層悪化させる」
トリシェECB総裁
「ECBは価格安定に必要とされる事を実施」
「インフレリスクは上向き」
「政策は引き続き緩和的」
「市場は調整の過程」
「為替はG7声明にそる」
「為替市場での過剰な動きは歓迎せず」
「日本は継続可能な回復基調」
「円はファンダメンタルスを反映すべき」
シュタインブリュック独財務相
「ユーロ安よりユーロ高を好む」
ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相
「更なるユーロ高は懸念」
ラガルド経済財務雇用相
「円、人民元水準は貿易にとって問題」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 114.95 115.40 114.36 115.34
ユーロ・ドル 1.3885 1.3893 1.3844 1.3876
ユーロ・円 159.59 160.15 158.86 160.05
ドル・スイス 1.1859 1.1924 1.1839 1.1895
ポンド・ドル 2.0171 2.0187 2.0055 2.0074
株式市場:
NYダウ 13421.39 13459.75 13323.84 13442.52
ナスダック 2585.03 2603.63 2577.73 2602.18
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 4.024 4.045
米国債10年物 4.464 4.458
米国債30年物 4.733 4.720
先物市場:
NY金先物 715.5 726.5 714.8 717.8
NY原油先物 79.75 80.36 78.95 79.10
シカゴ日経平均先物 16130 16130 16020 16130
最終更新:9月15日6時35分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070915-00000001-fis-brf