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第2回研修会「大牟田市の財政」「大牟田市のまちづくり」
◆ 日 時 平成17年7月12日(火)
◆ 場 所 職員会館 3階 第2・3会議室
◆ 講 師 中原 修作(財政課 課長)中村 珠美(企画振興課 主査)
◎研修会アンケート《レディースモニターからの意見、感想等》大牟田市の財政について
☆ 非常に憂慮すべき状態だと言う事を数字の上で実感いたしました。
今後人口の減少に歯止めがかからないのは避けられない事と思います。もう一度いろいろな制度、公的事業のあり方を根本的に見直していくことが必要と思います。再建のために外部の民間や知識人経済人による分析や思い切った改革も取り入れることも考えられたらよいと思います。
週刊ダイヤモンド6月11日号に福島県矢祭町の記事は非常に興味深いものでした。このやり方をそのまま大牟田に結びつける事はできませんが、行政職員の意識改革も非常に大切だと思います。数字の中で市民病院への支出がかなり高いのが気になりました。本来利益を上げるべき医療機関が市の財政の負担になっていることは明白です。運営についてもっと根本的な見直しをして採算のあう機関にするようお願いします。
☆財政のお話はとても難しく、なかなか理解できない部分が多かったのですが、かなり厳しい赤字財政ということはしっかり分かりました。意外だったのは市民の納税率はとてもよいということでした。にもかかわらず税収が少ないと言うのは、税を納める能力のある人の割合がとても低いのが原因であることが分かりました。また生活保護者の割合が高く、財政がますます厳しいということですね。これを少しでも改善するためには、税を納める能力のある人を増やす計画を立てることが必要と思います。
その一つとして、大牟田市をもっとベットタウン化して、福岡、久留米等に働く人を集めると良いと思います。ベットタウン化することでそこに人が増え、消費が増えると思います。そして10年後、20年後には、保育園、学校の数も増えて、活性化につながると思います。
☆ 改めて、大牟田市の台所事情を知りその危機的状況に愕然としました。産業が衰退し、人口が減りその結果税収入が減り…という悪循環を一刻も早く断ち切らなければならないのですが、正直なところ八方ふさがりの感がいなめません。
一方で市の職員の方々の給与を減額したり、経費を削減したりといった努力がなされているようですが、私的な感想としては、これ以上職員の給与を減らして全体の支出を抑えようとする発想より、現在の地点からもっと市のため、市民のためにいったいどのような仕事、サービスを提供できるかという発想に転換して欲しいと思います。
大牟田市をよりよくするのは市民一人ひとりの課題であると思いますが、市に勤務していらっしゃる職員の方々にはどうか率先して頑張っていただきたいと思います。今現在100の仕事をされているのならプラス20、大牟田市のために尽力してくださることを期待したいと思います。そのような職員の方々の姿勢はきっと市民にも良い影響を与えることにつながるのではないかという気がします。
辛辣なことを書いてしまって申し訳ありません。 先に資料をいただき目を通しましたが、大きな数字がずらっと並び難しい話で分からないだろうなと思いながら、今回の研修に参加しました。しかしとても分かりやすい説明で勉強になりました。 大牟田市の財政の赤字は今までも何度も耳にしてきたことですが、ここまで深刻であることには驚かされました。市税による自主財源が決算額構成比26.4%に対し類似団体が43.8%と割合の違い(類似団体、その中に釧路市、熊谷市等があることも今回はじめて知りました)依存財源の割合の差等ただ漠然としていた大牟田市の赤字財政の中身がよくわかりました。
また、生活保護世帯も1000世帯に30世帯と他の2∼3倍という数字も心配になりました。 大牟田の財政等について今まで解らなかったというよりは、知ろうとしなかった点が我ながらあったと思いました。今日市政についてのたくさんのお話を伺うことができて良かったと思います。
これを機にせっかくの勉強できるチャンスなので、大いに興味を持って深めたいと思っています。今まであまりその方面に関心を持つこともなく生活を営んできたのでこれからはモニターとしての自覚を持って取り組んでいこうと思います。とりわけ税金の使い道に一番興味のあるところです。中でもやはり保護費の部分に目が行きました。
不況の折とは言えど、額が高いと思いました。市職員数もさることながらこうやって数字を見ると、なるほどすごいと考えさせられます。現に私個人的に言えば夫の年金が主の収入で暮らしています。はっきり言ってとても低い年金で生きています。もちろん税金も支払います…あたりまえのことですが!おまけに介護保険料も高いです。等々不安だらけの将来を見つめながら細々の暮らしを送っています。市としても赤字債権団体にならないために必死に取り組んであることは解ります。
少子化の時代で子どもの人口は減る、高齢者人口は増える(私もすぐに高齢者)いろんな面で明るくない見通しばかりです。せっかくこの大牟田に住んで生活していく限りは、住みよく明るいところであって欲しいと思います。
☆ここ数年赤字財政という言葉を耳にしないことはないような気がします。大変だ!大変だ!と言うばかりでは財政建直しは進まないのではないでしょうか。市民一人ひとりが欲を出して市政を理解し、学習し、力を出していかなくてはと感じました。市からの財政収支の説明も巨大な数字の羅列で現状の赤字財政を強調されましたが、正直日々の生活の中で身近な数字として理解不能だし、不況下のもと収入が減少するのは人口減とともに当然と思われます。ならば支出も人口減とともに何らかの形で節約できる部分が出てくるのではと安易に考えるのは無理でしょうか。
昭和35年からの一般会計決算資料を見て、石炭産業最盛時で人口20万の時代でも赤字であった事実には正直驚きました。三井グループのもと、石炭産業を中心に関連各企業、さらに商店街も活気溢れていたにもかかわらず収支がマイナスの時代がずっと続いていた。これでは現在人口減、石炭産業廃止、地場企業の倒産、商店街の衰退等何を持って収支のバランスが取れるのでしょうか。
市政の取組みの中で、工業団地増設に伴う大手企業誘致をしても産業都市と謳われた時代も赤字であった訳だから何も変わらないのではないかと言う気がします。市職員数削減、給与見直しと対応されていますが、収入の柱である市税の確保、増加にはならないし、労働意欲の低下、さらにはサービスの質の低下にならないかと懸念します。
また、市職員の中には、市外在住通勤の方がかなり多いと聞いています。せっかくの勤労所得を市税収入に持っていくためにも、諸事情はあるかと思われますが、極力市内在住を推し進め、人口減を一人でも止めていくことも一案ではないかと思います。その事で若者から働き盛りの労働力、はたまた子どもの出生率向上、さらには職員の交通費削減にもなるのでは。大手企業誘致よりも、こつこつと地場企業発展に力を注ぎ、さらに、市の高齢化率が全国でも高いという状況を逆手にとって、市全体を福祉村と呼ばれるような高齢化産業で他市町村の一歩先を進むのもどうでしょう。
温暖で気候もよく、山も海もあって食物もおいしい、交通の便も良い。そしてなにより、人情味あふれる街で福祉業務に携わる若者が集まり、老若男女が高齢者とともに生きる。 スローライフ、スロータウン大牟田でもいいのではないでしょうか。とにかく市の元気を取り戻すには、市民一人ひとりがもっともっと大牟田という街を愛することと思います。暮らしにくくなった。昔は良かった。もうだめばい。 じゃ街がかわいそうです。子ども達も歌っています。「がまだせ!がまだせ!大牟田」と。市民一人ひとりが各催し物や行事に積極的に出かけて行ってみんなで盛り上げて行く事が大切と思います。大蛇山の時の人々のパワー。そのパワーをいろんな所で出し合って「大牟田は元気ばい!!」とアピールしていきたいと願っています。
厳しい財政状況の中、ご苦労をされている様子がうかがえました。さまざまな部署や市民からの「想い」が集まる部署で調整等も大変なことだと思いますが、「数字」だけでははかれない、目に見えにくい市民への効果を想像しながら、業務に携わっていただけることを期待しています。 研修でのお話にあったように、
@景気の悪化、A人口減少等による減収については、市民も肌で感じていることです。しかし、財政危機の原因はそれだけではないと思います。@、Aともに外部環境要因であり、内部環境における原因の掘り下げが見えなかった、感じられなかったことが残念でした。そのような原因の分析は別の部署で担当されていることなのかもしれませんが、予算を決定する部署においても、共有しておいていただきたいことだと感じました。
「予算編成をする際に大切にしている視点はなんでしょうか」との質問に、「行政評価」「マスタープランに沿った編成」「パブリックコメント」と回答いただきました。もちろん、行政的にはそうなのでしょう。でも、大切なことは「住民の生の声を聴く」ことではないでしょうか。そのような観点から「パブリックコメント」は重要ですが、ご存知のように上がってくる意見は本当に一部のものでしかないのです。日常の中で、住民にとって本当に必要なことは何だろうかという視点を忘れないでいただきたいと思いました。
行政との協働で感じることは、「つねに、議会に説明がつくこと」が優先されがちであるということです。もちろんそのこと自体を否定するのではありません。その説明がいつのまにか「数字」という目に見える分かりやすいものだけにとってかわりがちであるということが、これからのまちづくりにおいては改善されるべき点だと考えるからです。「評価」に目を向けられることはとても素晴らしいことです。その際、「結果=アウトプット」だけではなく、「成果=アウトカム」「効果=インパクト」にまで想いをはせた、創造的な予算編成がされることを、税金を納める市民として期待しています。
・感想 資料にページ数をつけてくださると分かりやすいのではないかと感じました。研修会において、「何を知ってほしいのか」「市民に期待していることは何か」など、ねらいが見えにくかったです。
財政のようなテーマはとても伝えにくいものでしょうが、資料からは見えにくい職員の方の「想い」が感じられると、市民にとってはもっと身近な課題として伝わるように思えます。 大牟田市のまちづくりについて 非常にきちんとした計画が立てられていると思いました。ただ急激な社会情勢に柔軟に軌道修正するような見直しを常に考えていく必要があると思います。走り出したらやめられないという事態は過去のネイブルランドのような過ちをまた繰り返しかねません。
今の大牟田市にあってそのような間違いはもう繰り返す事ができないと思います。大小に関わらず常に計画推進にあたって細かい分析見直しを行っていく事を望みます。そのために外部の人の意見等を聞くことも必要だと思います。 それから有明海沿岸道路の建設にあたって、この道路をより利用するための企業へのPR等も必要だと思います。周辺都市や市町村との協議をすすめ、一体にすすめていかれることを望みます。 もうすぐ大蛇山のお祭があります。市をあげてのお祭だと思いますが、PRのため一部の職員の方に大蛇山Tシャツを着て仕事をしていただくのも良いのではないでしょうか。
☆ 10年というスパンで考えると、案外と盛りだくさんなプランという気がしました。細かいことはまだこれから審議を重ねていくことになるのでしょうが、なんと言っても財政難の大牟田市にとっては失敗の許されない計画です。有名な長岡藩の米百俵政策のように、長期的な視野を持って本当に市のためになるような慎重かつ大胆なプランが求められているのではないでしょうか。
基本構想の中に「まちづくりを進めながら財政再建」とありましたが、まさにそれが今後の大牟田市の重要な点だと思われます。具体的には九州新幹線の「しんおおむた駅」の設置や、有明海沿岸道路の開通によってどれだけの人を大牟田市に呼び込むことができるか。そのためにこれから何に力を入れていかなければならないのか、どんな問題に着目して整えていかなければならないのかという点が大きな課題であると思います。そのために、できるだけ多くの市民のこえを聴く必要性を強く感じます。
☆ 企業の誘致に成功すればよいと思いますが、サッポロビールのこともあったように、なかなか難しいことのようです。他からの力を待つばかりではなく、市民一人ひとりが住みよい街になるように努力し、考える必要があると思います。まちづくりの話を聞いて明るい未来に期待できるような気がします。まちづくりの一つにしんおおむた駅がありますが、私の実家のある八代は一部心配されていた通り、鹿児島までの単なる通過駅になってしまいました。大牟田には動物園、炭鉱関連施設、カルタックスと人を呼べる施設があると思います。そういった施設を見直し、活気ある街であって欲しいです。
☆ 基本構想に関しては十分に市民意識調査の結果が反映されており、素晴らしいものだと感じました。重要なのは、基本計画・実施計画にいかに反映させ、実行していくかということでしょう。都市像に挙げられている「市民と歩む自立都市」がキーワードになると感じました。 市民意識調査から抜粋されていたように、「仕事」に関する課題があります。この課題を「自立」という視点から捉えると、必ずしも旧来型の企業誘致だけではなく、コミュニティビジネスであったり地域通貨であったり、NPOとの協働であったり・・・。小規模の動きでも市民が豊かになれる方法はあります。 「国際化」についても、姉妹都市だけではなく、「自立した都市」として先進国・途上国とどのような関係を創っていくのか。相互依存が深まる社会だからこそ、自立している都市として途上国も含めたさまざまな国・地域との相互の学びを実現してほしいと期待しています。 また、「安心都市」を目指す際に、「子ども」の視点は欠かせないと考えています。
計画の推進にあたって挙げられている項目の「市民が主役となる協働のまちづくり」にある全ての市民のまちづくりへの参加の機会の確保において、「子ども」も市民であることが認識され、子どもの参画が推進されることを望みます。計画の推進にあたって、市民の意識改革も重要ですが、まずは行政職員の方の意識改革が促進される必要があるのではないかと感じています。そのためにも、中村主査のように市民の目の前で話す機会、対話の機会が多くもたれる取り組みを増やしてください。
私たち市民も一緒になって考えていきます。 ・感想 資料も説明等も分かりやすく、分析もなされていて、適切であり、さらに担当者の方の「想い」が充分に伝わってきました。このような「想い」が伝わることで、市民は心を動かされ、それがオーナーシップにつながっていくのだと実感しました。このような優れた人材(財)が大牟田にいることに誇りを感じ、同じ女性としても勇気づけられました。 第2回 研修会風景 大牟田市のまちづくりはどんな風に進んでいくの?
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