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(回答先: 事実上の「救済」の可能性=住宅担保証券に的絞り資金供給−米FRB 【時事通信】 投稿者 愚民党 日時 2007 年 8 月 11 日 15:31:53)
「為替」 各国中銀の資金供給で混乱緩和、株式下げ渋り117.21円⇒118.75円/ニューヨーク外国為替市場概況
8月11日6時32分配信 フィスコ
「各国中銀の資金供給で混乱緩和、株式下げ渋り117.21円⇒118.75円」ニューヨー
ク外為市場概況 2007年8月11日(土曜日)−株式会社フィスコ 平松京子/片山 善
博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:28JST 「各国中銀の資金供給で混乱緩和、株式下げ渋り117.21円⇒118.75円」
【ロンドン市場概況】
10日のロンドン外為市場では、ECBの流動性供給のための短期オペ実施発表をきっ
かけにドル・円、クロス円の買いが優勢になった後、欧州主要株式市場の下落拡大
などで売りが強まる展開になった。ドル・円は117円92銭から118円22銭に上昇後117
円64銭まで下落、ユーロ・円は161円42銭から161円89銭に上昇後160円67銭まで下
落、ポンド・円は238円29銭から239円10銭に上昇後237円20銭付近まで下落した。ユ
ーロ・ドルは1.3684ドルから1.3703ドルに上昇後1.3653ドルまで下落、ポンド・ド
ルは2.0196ドルから2.0243ドルに上昇後2.0163ドルまで下落、ドル・スイスは
1.1938フランから1.1967フランまで強含みに推移した。
【経済指標】
仏・6月鉱工業生産:前月比-0.5%(予想+0.4%、5月+0.5%←+0.4%)
【要人発言】
ECB
「流動性供給のための短期オペ実施」(610.5億ユーロを供給)
「オペの期間3日の変動金利方式で実施」
「供給額の設定はない、市場の秩序確保が目的」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:117円31銭、ユーロ・円:160円17銭、ユーロ・ドル:1.3656ドル、ポン
ド・ドル:2.0179ドル、ドル・スイス:1.1953フラン
【ニューヨーク市場概況】
10日のニューヨーク外為市場では、ドル・円はサブプライム市場、信用収縮懸念
に加えファンド損失の憶測などを受けた緊急利下げの思惑やリスク回避の売りに一
時117円21銭まで下落したが、米連銀が01年9月の同時多発テロ以降初の声明で「必
要となれば流動性供給の用意がある」と表明し、同時期以来最大規模の資金を市場
に供給したことから118円75銭まで反発し、118円40銭前後で取引を終えた。
ユーロ・ドルは世界各国中銀の市場への資金供給を好感して1.3647ドルから1.3705
ドルまで上昇し、日中高値圏の1.3690ドル前後で引けた。ユーロ・円はリスク回避
のキャリートレード手仕舞いに159円98銭まで下落したが、米株価の最安値からの回
復に伴うショートカバーに162円62銭まで反発した。ポンド・ドルは2.0160ドルから
2.0270ドルまで上昇し、ドル・スイスは1.1937フランから1.2019フランまで上昇し
た。
【FF先物米金利変更織り込み率】
9月の利下げ確率:100%変わらず、4.75%まで利下げ確率:69%←57%
年内の利下げ確率:100%変わらず、4.75%まで利下げ確率:100%変わらず、
4.500%までの利下げ確率:81%←68%
【シカゴVIX指数:株式投資家の恐怖心理の度合いを示す指数】
28.30←26.48、日中最大29.84(昨日までの年内最大:8/9の26.90)
【原油市場】
原油相場は3日続落。国際エネルギー機関(IEA)が今年10-12月の世界での原油需要
見通しを下方修正したことや米海洋大気庁(NOAA)のナショナル・ハリケーン・セ
ンターが今年度のハリケーンの発生数予想を引き下げたことから売りが優勢となっ
た。IEAは10日発表の月報で、米景気減速を理由に07年10-12月と08年通期の需要予
想を共に下方修正した。また、今年度のハリケーンの発生予想では、先のコロラド
州立大学に続いてNOAAも若干引き下げて熱帯性暴風雨とハリケーンの発生数をそれ
ぞれ従来の最大17個⇒16個、最大10個⇒9個とした。NY原油先物価格は一時、7/2以
来の安値水準となる70.10ドルまで下落し、71.47ドル(前日比-0.12ドル、-0.1%、
年初来+17.0%)で取引を終えた。なお、今週の原油価格の騰落率は-5.3%となっ
た。
【株式市場概況】
NY株式相場は下落。大手銀行が相次いでMBS(住宅ローン担保証券)の流動性に懸念を
示したことで朝方から下落して始まった。その後は連銀が断続的に資金供給を続け
たことから徐々に下落幅を縮小する展開となった。セクター別では、保険やエネル
ギーが上昇した一方、不動産や自動車・同部品が軟調。米住宅金融最大手のカント
リー・ワイド・ファイナンシャル(CFC)は売却目的で保有していた住宅ローンを評価
額を減額した上、長期保有する為に投資勘定に移したことを明らかにして下落。米
銀準大手のワシントン・ミューチュアル(WM)も債券市場の流動性枯渇によって将来
の資金調達に影響が出る可能性を示して2.2%安となった。一方で投資ファンドによ
る買収に関して当局から承認を得たアクレディテッド・ホーム・レンダーズ(LEND)
は45.2%の急騰。ダウ構成銘柄では、アルコア(AA)とマイクロソフト(MSFT)が2%を
超す下落となった。結局ダウは31.14ドル安の13239.54、ナスダックは11.60ポイン
ト安の2544.89で取引を終了した。金融市場の混乱を受けてゴールドマン・サックス
(GS)の旗艦ヘッジファンド(運用資産約100億ドル)の資産が年初来26%減少したこ
とが取引終了後に伝えられており、来週の相場への影響が懸念されている。
【通貨オプション】
オプション市場では、リスク警戒感や相場不透明感を受けた買いが強まり1ヶ月物
変動率は10.500%から10.850%、3ヶ月物は9.350%から9.500%、6ヶ月物は8.650%
から8.950%、1年物は7.925%から8.250%へそれぞれ上昇した。
リスクリバーサルでは、キャリー取引手仕舞いの動きが強まるとの憶測から下値
ヘッジ目的の円コール買いが強まった。25デルタ円コール1ヶ月物は+1.950%から
2.600%、3ヶ月物は2.250%から2.700%、6ヶ月物は+2.500%から2.700%、1年物は
2.600%から2.800%へそれぞれ拡大した。
【経済指標】
米・7月輸入物価指数:前月比+1.5%(予想+1.0%、6月+0.9%←+1.0%)、前年比
+2.8%(予想+2.5%、6月+2.0%←+2.3%)
米・7月輸出物価指数:前月比+0.2%(予想+0.3%、6月+0.3%)
米・7月財政収支:-363億ドル(予想-325億ドル、06年7月-332億ドル)
加・7月雇用者数増減:前月比+1.13万人(予想+2万人、6月+3.48万人)
加・7月失業率:6.0%(予想6.1%、6月6.1%)
【要人発言】
米連邦準備理事会(FRB)声明
「フェデラル・ファンド(FF)金利が市場で米連邦公開市場委員会(FOMC)が設定
した誘導目標である5.25%に近い水準になるよう、公開市場操作を通じて必要な資
金を供給していく」
「FRBは、金融市場が秩序だった機能をするよう流動性を供給している」
「現在、短期金融市場やクレジット市場の混乱により、金融機関は異例の資金需要
に直面している」
「いつものように、FRBの割引窓口(discount window)を活用して資金を調達する
ことができる」
FRB
「期間3日のオペ(公開市場操作)で、計380億ドルを市場に供給(1回目190億ド
ル、2回目160億ドル、3回目30億ドル)」
カナダ中銀
「流動性懸念の緩和と翌日物金利の誘導水準への低下を目的に計16億8500万カナダ
ドルの資金供給を実施(1回目15億1500万カナダドル、2回目1億7000万カナダド
ル)」
伊中銀報道官
「銀行システムへの警鐘の必要な無い」
「市場の動向を綿密に注視」
ブラウン英財務相
「市場には常に問題が存在」
「英国政府は英経済を安定させている」
ブッシュ米大統領
「米経済状況を注視している」
IMF
「信用市場リスクの再評価の動きは管理可能」
「市場の動向を綿密に監視」
「ファンダメンタルズが強い世界経済成長を支える」
「信用市場での調整は理にかなった動き」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 118.05 118.75 117.21 118.39
ユーロ・ドル 1.3686 1.3705 1.3642 1.3692
ユーロ・円 161.55 162.62 159.98 162.10
ドル・スイス 1.1943 1.2019 1.1937 1.1988
ポンド・ドル 2.0205 2.0270 2.0154 2.0235
株式市場:
NYダウ 13270.59 13306.52 13057.86 13239.54
ナスダック 2526.62 2569.25 2503.16 2544.89
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 4.439 4.460
米国債10年物 4.768 4.806
米国債30年物 4.985 5.034
先物市場:
NY金先物 672.0 687.0 671.7 681.6
NY原油先物 70.60 71.60 70.10 71.47
シカゴ日経平均先物 16520 16740 16510 16705
最終更新:8月11日6時32分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070811-00000001-fis-brf