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(回答先: フランスの最大手BNPパリバ・・・ 「三つのファンドの資産価値を適正に評価することができなくなった」 【日経ネット】 投稿者 hou 日時 2007 年 8 月 10 日 06:19:30)
http://jp.reuters.com/article/wtInvesting/idJPnTK001147620070810
<リーマンブラザーズ証券 チーフストラテジスト 宮島 秀直氏>
3つのファンドを凍結したBNPパリバ(BNPP.PA: 株価, 企業情報, レポート)でいよいよ始まったとみるか、パリバで終わりに近づいたとみるかだ。ヘッジファンドが破たんしそうだとすれば大手金融機関は、すでに開示してるはずだ。問題は決算だが英HSBCホールディングス(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)の好決算にみられるように、それほど悪い決算にはならないとみている。残るのはどこかとハイエナのように探し回る向きもあろうが、問題がどんどん広がると見るべきではないだろう。ここはパリバで終わりに近づいたとみるべきだ。
クレジットクランチへの不安が出ているようだが、金融機関への貸出減少という面はあっても、民間企業への貸出縮小が起きない限り経済のクレジットクランチは発生しない。現在も製造業やサービス業への貸し出しは伸びている。また優良なファンドへの貸し出しも増加しており、クレジットクランチが迫るという状況ではない。
さらに海外の中央銀行が外貨準備の運用を伸ばす中で、世界の過剰流動性(エクセス・リクイディティ)は拡大している。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が言及したサブプライム商品に絡む損失額10兆円というレベルについても、エマージング諸国の中央銀行を中心とした資金供給量でみれば十分吸収できるレベルだ。オイルマネーも、業績の良い日本企業に注目している。
(東京 10日 ロイター)