★阿修羅♪ > 国家破産51 > 542.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-27271720070808
[ニューヨーク 7日 ロイター] 米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)をめぐる問題の影響が、広範囲な住宅ローン市場にも広がり、貸し出しの縮小・停止の動きが出ている。
インパック・モーゲージ・ホールディングス(IMH.N: 株価, 企業情報, レポート)は7日、プライムとサブプライムの中間に位置する「オルトA」級ローンの提供を停止したことを明らかにした。米連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)(FNM.N: 株価, 企業情報, レポート)や米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)(FRE.N: 株価, 企業情報, レポート)など住宅金融機関(GSE)への売却が可能な融資のみを取り扱うという。
インパックのジョセフ・トムキンソン会長は「難しい決定だが、現在のビジネス環境を考えると賢明な戦略と確信している」と述べた。
インパックの主な借り手は、信用履歴に問題はないが、収入が不安定などの理由でプライムローンが受けられない自営業者らだという。
「オルトA」ローンも取り扱っているアメリカン・ホーム・モーゲージ・インベストメント(AHMIQ.PK: 株価, 企業情報, レポート)は、資金調達難を理由に、6日に連邦破産法第11条(会社更生法に相当)の適用を申請している。
スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は7日、「オルトA」を担保する証券(9億1400万ドル)を格下げする可能性がある、と発表した。こうしたローンにも返済遅延が増えているとしている。
一方、資産を安値で買う機会として、これを利用する動きもある。
米住宅金融大手のカントリーワイド・フィナンシャル(CFC: 株価, 企業情報, レポート)は7日、住宅ローン機関ホームバンク(HBM: 株価, 企業情報, レポート)の5支店を取得する計画を発表した。ホームバンクは、ニューヨーク証券取引所での株価が0.30ドル付近となり前週に上場廃止。事業から撤退するという。
影響は米国内にとどまらない。世界各地の銀行は米住宅ローンへのエクスポージャー縮小を急ぎ、貸し出し基準の厳格化に動いている。
ドイツでは、ドイツ産業銀行(IKB)(IKBG: 株価, 企業情報, レポート)が、米サブプライムへの投資で損失に直面。IKBは危機対応部隊を立ち上げ、24億ユーロのサブプライム投資をバランスシートに移す、としている。