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□国際金融市場を席巻する「キモノ・トレーダーズ」 [アメーバニュース]
http://news.ameba.jp/2007/08/6280.php
国際金融市場を席巻する「キモノ・トレーダーズ」
8月06日 12時26分
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キモノ・トレーダーズ(日本の主婦やOLの投資家たち)の存在が国際金融市場、そして日本経済に多大な影響を与えている−英タイムズ紙は3日、「キモノ・トレーダーズ」と題した特集を掲載、外貨取引に熱中する日本の主婦やOLたちの生態を紹介している。最近も世田谷区の主婦がFX(外国為替証拠金取引)によって稼ぎ出した差益分4億円を所得として申告しなかったため告発され、話題になったばかり。
FX(外国為替証拠金取引)とは外貨を売買して、差益を得る取引。外貨預金と違うのは証拠金を積むことで元手の最大200倍もの取引ができるということ。差益が20万円の場合、200倍だと儲けが4000万円にもなる。90年代末に株式売買手数料の自由化、パソコンによるオンライン取引が行われるようになると、誰もが簡単にこうした売買を行えるようになった。主婦やOLによるネット投資家の数も急増している。ここ数年、円安基調が続いたこともあり、彼女たち“キモノ・トレーダーズ”を中心にFXの取引件数も爆発的に増え、今では個人投資家の1日あたりの取引総額は機関投資家のそれを凌ぐほどである。
その威力をまざまざと見せ付けたのが、ニュージーランドの通貨介入の件。ニュージーランドの通貨当局が外貨市場で自国通貨の売り介入をしたが、日本から個人投資家を中心とする買いが大量に入り、介入の効果は得られなかったという。高金利通貨のニュージーランドドルはFXの人気通貨。キモノ・トレーダーズが市場に与えるインパクトは想像以上に大きかった。
しかし、ここ最近はアメリカで発生した低所得者高金利型住宅融資(サブプライムローン)問題もあってドルが売られ、円高が急激に進んでいる。そうなると今度は最大200倍もの損失を被る可能性が。すでに自己破産状態に陥ったキモノ・トレーダーもいるとか。やはりハイリスク・ハイリターンは怖い。先物取引と同様、素人はあまり深入りしないほうがいいと言えるかもしれない。
文■柏尾文彦