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□市場急拡大 過熱する「水ビジネス」の現場 [日刊ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/article/detail/3257291/
市場急拡大 過熱する「水ビジネス」の現場
2007年08月04日10時00分
水ビジネスの拡大が止まらない。
日本ミネラルウォーター協会によると、昨年(2006年)のミネラルウオーター市場は235万4000キロリットルと、猛暑だった前年(05年)を約3割上回った。今年に入ってからも順調で、1〜6月累計で2割近く伸びたと推定されている。国民1人当たりの年間消費量も急増。05年の14.4リットルから06年は18.4リットルと、1年で4リットルも増加した。
当然、各社の販売合戦もアツイ。あの手この手のCMを繰り出してユーザーのハートをつかもうと必死だ。
サントリー天然水が、水源地の南アルプスや阿蘇の麓を舞台にしたショートムービー風の作品を展開すれば、クリスタルガイザーは、ブロンド美女をヒロインに起用し、カリフォルニアの元気な水を強調している。一方、ボルヴィックはユニセフへの支援活動に絡み、買い上げ1リットル当たり、10リットルの水がアフリカの井戸から生まれる、と社会貢献をアピール。それぞれ違ったアプローチで視聴者に迫る。
販売シェアはどうなっているのか。
「シェアは1位がサントリー天然水で20%強。以下、森の水だより、アルカリイオンの水、六甲のおいしい水の順です」(業界関係者)
流通現場では相変わらず安売りの目玉商品になっている。
「スーパー、量販店などでは、2リットルの製品が1本98円で売られたりしています。ネット通販では、ダイエットに敏感な女性に硬水のコントレックスが人気ですが、こちらも並行輸入品が半値以下で出回っています」(流通関係者)
市場にはスパークリングウオーター、温泉水、海洋深層水など、さまざな水が登場。「おいしい水」志向が強まる中、水ビジネスはますます過熱していく。
【2007年8月1日掲載】