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東京外為市場・27日=ドル119円前半、方向感つかみにくい値動き
7月27日18時31分配信 ロイター
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
17時現在 119.03/08 1.3707/12 163.13/19
正午現在 119.17/20 1.3740/45 163.76/84
9時現在 118.83/88 1.3749/54 163.49/53
前日東京17時 120.35/40 1.3714/19 165.03/11
前日NY17時 118.24/27 1.3737/39 163.07/15
[東京 27日 ロイター] 午後5時過ぎのドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から上昇し119円前半で取引されている。米株安を受け、早朝の取引では、前日の水準から2円超のドル安/円高となったが、その後はドルが買い戻された。午後に入ってからは上値が重くなり、クロス円中心にポジション調整の円買い戻しの動きがみられた。夕方にかけては、再びドルが上昇基調となるなど、1日を通じて方向感がつかみにくい値動きとなった。
朝方の取引で、ドルは米株安を受け、一時118.02円まで下落した。前日東京市場の水準から2円を超えるなど、売り進まれていた円が大きく買われた。しかし、3カ月ぶり円高水準とあって、東京市場では輸入企業や投資信託など国内勢がドル買い/円売りに動き、大きく切り返した。仲値では「(長引く円安地合いで)買い遅れていた輸入企業の買いが殺到した」(邦銀)という。
午後の取引では、クロス円の下げが目立った。昼過ぎに244円まで上昇した英ポンド/円が午後4時過ぎの取引では、早朝と同水準となる241円半ばまで下落。一時104円まで上昇した豪ドル/円も、午後4時時点で101円後半まで反落。売りに動いたのは海外勢のもようで、前日海外から続く円買い戻しの動きとみられている。
夕方にかけての取引では、再びドルが買われたものの、119.30円から上値にあるとみられるオプション絡みの売り圧力によって、ドル上昇の勢いは失速している。
1日を通じて方向感をつかみにくい値動きだったが、市場では「リスク回避によるアンワインドはあと数日続くのではないか」(邦銀)とみられている。朝方の急速な円高については「個人投資家を中心に、新たにポジション調整を構築する動きもあった」(国内金融機関)という。
通貨オプション市場でも円高進行でこうした値動きを反映し、ドル/円の予想変動率(インプライド・ボラティリティ)1カ月物のボラティリティが9%を上回る水準へ上昇した。市場では株安が世界的に広がれば、円キャリートレードがより圧縮され、さらに円高が進む可能性から、一段の上昇が期待されている。
市場の関心は、今夜発表される2007年第2・四半期の米国内総生産(GDP)伸び率速報値と参院選に向けられている。第2・四半期の米GDPは、過去4年余りで最も低い伸びとなった第1・四半期から、伸びが加速する見通し。きょうの急速な円高は米株安が背景となっているため、GDPの結果を受け、株価が上昇すれば、「再びドル買いの地合いになる展開も考えられる」(国内金融機関)という。
一方、週末の参院選は、与党大敗との予想が伝えられている。外為市場には「素直に円安に振れる」(邦銀)、「いったん株安となり、それを受け円キャリー解消から円が買われる」(別の邦銀)と見方が分かれている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070727-00000991-reu-bus_all