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[シンガポール 19日 ロイター] スイスの金融大手クレディ・スイス(CSGN.VX: 株価, 企業情報, レポート)のエコノミストは、日本の利上げが加速し始めれば、世界の株式市場で年末までに大幅な調整が起きる、との見方を示した。
プライベートバンク・資産運用事業で調査部門を率いるジャイルズ・キーティング氏は、ブリーフィングで「今後6カ月は上向きの動きが続き、バリュエーションが適正水準を上回る可能性がある。そうなれば市場で大幅調整が起き、その後はより長期の強気相場に戻る」と述べた。
同氏によると、S&P総合500種などは2000年のハイテクバブルの最中に見られたような水準に上昇しているが、企業の収益はその当時より50%程度も高く、株価は過小評価されている、という。
同氏は「その意味では、株価は一段高になる余地がある。そして、次の一連の金融引き締めの動きが始まれば、後退するだろう」と主張している。また、株価調整により、アジア市場がどこよりもずっと大きな打撃を受け、調整は最長で7カ月続く可能性がある、との見方を示した。
同氏は、円を借りて高金利通貨を買うキャリートレードの動きについて、年内に終わる可能性がある、と述べた。「日銀が利上げペースを加速させれば、通貨のボラティリティが上昇する。そうなれば、円を借りる魅力が薄れ、日本から流出する流動性も減少するだろう」と述べた。