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(回答先: スーパーリッチ約150万人 証券、銀行、不動産の争奪戦始まる [J-CASTニュース] 投稿者 white 日時 2007 年 7 月 15 日 23:33:08)
これからするとアメリカの人口は約3億人だから、100万ドル以上の金融資産を持つ人は全体の0.5%弱、日本は1%以上ということになる。ワーキングプアーの問題が大きく社会問題となっているというのにこれは正に別世界の話だ。
先日ひょんなことから、東京でホストクラブの経営者だったという70才ぐらいのおじさんから話を聞く機会があった(このおじさんは、昔、全日本ダンスコンテストで2位になったりしたこともあるそうだ)。
彼によると、何でも2千万円の現金をポンとくれた女性や、マンションを買ってくれた女性、ジャガーのスポーツカーやベンツをそれこそポンポンとくれた女性など、ごろごろといたそうだから、スーパーリッチの層というのは、確かにいるのかもしれない。しかしこの金の使い方がいかにも日本的。
アメリカのスーパーリッチのおばさん方がこういった方面に金を使うというのは、ほとんど聞いたことがない。その代わり教会や慈善施設に寄付をしたり、また慈善施設を作ったりしている人達が結構多いように思う(ハリウッドでは俳優の卵やプライベート・トレイナー、美容師などに入れあげる人もいるという話は聞くが)。
福音教会の弊害なども取りざたされているが、それでも教会に行けば食事だけは与えてもらえる。また、教会の信者同志で仕事を与え合うというようなこともやっている。教会がコミュニティーの相互扶助の場であり、文化的・経済的センターであることは昔も今も同じである。社会的にはじかれた者でも、ここへ行けば何とかなるということ気持ちを持っている人たちも多い。
またスーパーリッチの人に子供がいない場合は、何人かの学生の親代わりのようなことをやって、遺産もそっくり彼らに渡すという人もいる(実際、私の知り合いにもそういう人がいる。たとえ血がつながった身内がいても、他人にそっくり渡すという人は結構いる)。
このように考えると、国際金融財閥のようなスーパー・スーパー・リッチの人たちは例外として、スーパー・リッチの人たちの”生態”も、日米ではかなり違いがあるのではないかと思う。何だかんだといいながらも、アメリカ人のスーパー・リッチの方が日本人のそれよりも心が広く、少しは他人とシェアーする気持ちが強いのではないかと思うのは、私だけだろうか。