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http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070706AT2M0600P06072007.html
スイスＵＢＳでＣＥＯ交代、減益続き引責か
【フランクフルト＝石井一乗】欧州銀行第2位であるスイスのＵＢＳは6日、ピーター・ウフリ最高経営責任者（ＣＥＯ＝49）が辞任し、同日付で後任に副ＣＥＯのマルセル・ローナー氏（42）が就任したと発表した。同社は「世代交代のため」と説明しているが、今春、傘下の米ヘッジファンドが巨額損失を計上するなど足元の収益のもたつきが目立っており、引責辞任との見方も出ている。
ＵＢＳは今年1―3月期、米国不動産ローン証券市場の変調が響いて傘下の米ファンドで1億5000万スイスフラン（約150億円）の損失を計上。グループ決算は3・四半期連続で最終減益だった。同ファンドは解散を決めたが、整理にはさらに360億円規模の費用を要する見通しで、収益の圧迫が続く。
新たにＣＥＯに就くローナー氏は富裕資産運用部門のトップ。ＵＢＳは成長分野である資産運用ビジネスを強化する。(13:35)
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