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山梨県民信組の前期、最終赤字3期連続、「さらに資本増強考える」。2007/07/04, 日経金融新聞, 4ページ, , 594文字
【甲府】山梨県民信用組合の二〇〇七年三月期の決算は最終損益が一億二千八百万円の赤字(前の期は七十一億八百万円の赤字)だった。不良債権処理費用がかさみ三期連続の赤字となった。不良債権比率は依然高く、経営の正念場が続く。一方、本業のもうけを示すコア業務純益が増えるなど明るい要素も出ている。
コア業務純益は三十四億九千二百万円と前の期より一一・九%増えた。人員削減や店舗の統廃合により経費を四億六千万円減らしたことが奏功した。期末の貸出金残高は三千四百二十九億円だった。
貸倒引当金の二十五億五千六百万円を繰り入れたことなどが響き経常損益は六億六千七百万円の赤字(前の期は四十億三百万円)。最終損益では三期ぶりの黒字を見込んでいた。五月に生じた建設業の倒産の影響を前期決算に計上したため赤字になった。
不良債権額は八百二十二億六千三百万円と〇・三%減った。不良債権比率は前の期末と変わらず二三・三%だった。自己資本比率は四・八九%で〇・〇九ポイント上昇したが、低水準が続く。
県民信組は昨年三月に信用組合の中央金融機関である全国信用協同組合連合会(全信組連)から二十億円の資本支援を受けているが、小池正三常務理事は「さらに資本増強を考える必要がある」と話している。
コア業務純益の回復や金利上昇に伴う利息収入の増加を見込み、今期は経常利益二十八億円、最終利益四十一億円という目標を設定した。