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Nevada経済速報7月3日(火)14:35
...2007/07/03(Tue) 14:45:18...
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とうとうヨーロッパに波及したファンド運用失敗
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アメリカのサブプライム問題で、とうとうヨーロッパのファンドが運用を停止し、解散することになったと発表になっています。
具体的には<カリバー・グローバル・ファンド>で、運用規模1,200億円で、1−3月期の運用成績が10億円の損失となり、解散を決めたのです。
このファンドの成績に連動します株価はかつては11ドルを超えていたものが、今や5ドルを下回るようになってきているのです。
運用の失敗理由をこのように述べています。
『かつてない米国不動産ローン市場の混乱』と。
ワールドレポートや速報等で再三にわたり、このサブプライム問題につき警鐘を鳴らしてきましたが、このようにファンド運用者はリスクを省みず、『行け行けどんどん』となっており、結果、このような失敗となっているのです。
今後、更に多くのファンドが破綻していくでしょうが、Vol.62 ワールドレポート(2007年7月1日)でも記載しましたが、投信を通じて日本の個人投資家に影響が及ぶのも時間の問題だと言えます。
※転送・転載厳禁
Nevada経済速報7月3日(火)10:25
...2007/07/03(Tue) 10:31:28...
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スティールパートナーズ社は負けたのか?
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今、証券市場と一般マスコミでは、スティールパートナーズ社の増配提案等が株主総会で全て退けられ、スティール社は負けたとの論調が出てきており、今朝の日経でも『スティールの投資先、株価下落目出つ』とのタイトルで報じています。
では、本当にそうでしょうか?
まず、買収する(投資する)ほうからすれば、株価は安ければ安いほど良いのです。
一般投資家の“提灯”買いがあれば、それだけ株価は高いということになります。
サッポロなどは外資系証券会社が事実上の『売り』とするレポートも出てきており、株価は急落してきていますが、買収するほうからすれば、株価は下がれば下がるほど沢山買えます。
今回の外資系による『売り推奨』がスティール社が安く買うための最後のチャンスを提供した・・・ということになるかも知れません。
では、今後はどうなるでしょうか?
買収ファンドの世界では、スティール社の位置づけは<Baby(赤ちゃん)>クラスであり、世の中には、数十兆円もの資金力を持つ<Giant(巨人)>もいます。
スティール社が“前座”だとすると、そろそろ“真打”が登場してくるかも知れません。
とてつもない<巨人>がスティール社そのものを飲み込んでしまい、今、買収攻勢にあっている会社を一気に飲み込むかも知れません。
買収第2幕は賑やかなことになるでしょうが、これに振り回されるのはしっかりした株価対策をしてこなかった経営者と、目先の売り買いを求める個人投資家だと言えます。
※転送・転載厳禁
http://www.collectors-japan.com/nevada/wr_sokuhou_fr.html