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「為替」 米株安にドル伸び悩む124.12円⇒123.76円/ユーロ・円最高値166.94円/ニューヨーク外国為替市場概況
6月23日6時50分配信 フィスコ
「米株安にドル伸び悩む124.12円⇒123.76円/ユーロ・円最高値166.94円」ニューヨ
ーク外為市場概況 2007年6月23日(土曜日)−株式会社フィスコ 平松京子/片山
善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:47JST 「「米株安にドル伸び悩む124.12円⇒123.76円/ユーロ・円最高値166.94円」
【ロンドン市場概況】
22日のロンドン外為市場では、ドル・円は123円97銭から124円10銭で小動きとな
ったが、ユーロ・円が166円60銭まで上昇し、ユーロ導入後の高値更新が続いた。独
6月IFO指数の下振れで166円36銭から166円24銭に下落した後、ユーロ圏4月鉱工業受
注の上振れもあり買いが盛り返した。ユーロ・ドルは1.3405ドルから1.3396ドルま
で下落後、1.3430ドルまで上昇した。ポンド・ドルは1.9943ドルから1.9963ドルで
上下し、ドル・スイスは1.2381フランから1.2338フランまで軟調推移した。
【経済指標】
独・6月IFO業況指数:107.0(予想108.4、5月108.6)
ユーロ圏・4月鉱工業受注:前月比-0.4%(予想-1.0%、3月+2.8%←+2.7%)
【要人発言】
独IFOエコノミスト・ネルプ氏
「(IFO業況指数の低下)独経済成長が頭打ちになったわけではない」
プルモハンマディ・イラン内相(イラン学生通信報道)
「イラン、100キロの濃縮ウランを保有」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:124円11銭、ユーロ・ドル:1.3438ドル、ユーロ・円:166円75銭、ポン
ド・ドル:1.9972ドル、ドル・スイス:1.2337フラン
【ニューヨーク市場概況】
22日のニューヨーク外為市場では、ドル・円はロンドンFixでの買いの噂を受けた
米系主導の買いに一旦124円12銭まで上昇したが、米証券大手のベア・スターンズ傘
下のヘッジファンドの損失問題に絡んだ株式市場の大幅下落を受けて123円76銭まで
反落し、123円85銭前後の安値圏で引けた。
ユーロ・ドルは米債券利回りの上昇に伴い1.3419ドルへ弱含んだが、米株安を受け
て債券利回りが低下に転じた事から1.3470ドルまで反発し、ほぼ高値で取引を終え
た。ユーロ・円は米系筋の買いに166円94銭まで上昇しユーロ導入来の最高値を更新
後、オプションバリアー防戦売りや米株安に伴うリスク回避の動きを受けて166円56
銭へ反落した。ポンド・ドルは1.9996ドルまで上昇後、オプションバリアー防戦売
りに1.9949ドルへ反落し、ドル・スイスはスイスGDP見通しの上方修正やスイス銀の
レポレートの引き上げ、イラン絡みのリスク回避の動きに伴うスイスフラン買いに
1.2340フランから1.2286フランまで下落した。NZドル・ドルはニュージーランド準
備銀行による介入の噂に0.7682ドルから0.7604ドルまで弱含み、NZドル・円も95円
20銭から94円18銭まで下落した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
6月までの利下げ確率:0%で変わらず
9月までの利下げ確率:4%←2%
年内の利下げ確率:22%←10%
【原油市場】
原油相場は上昇。アフリカ最大の産油国ナイジェリアで20日(水)から開始され
ている主要労働組合のゼネストによる供給懸念が買い材料となった。ストライキ停
止を含めた政府と労働組合による交渉が物別れに終わり、石油企業の労働組合は生
産を停止すると共に輸出施設を閉鎖していると伝えられたことから、ストライキの
長期化による今後の供給への影響が懸念されている。また、この他にイランは既に
100キロの濃縮ウランを保有しているとの観測を受けたイラン情勢の更なる悪化懸念
も相場を押し上げる要因となった。NY原油先物価格は69.40ドルまで上昇し、69.14
ドル(前日比+0.49ドル、+0.7%)で取引を終えた。なお、今週の原油価格の騰落率
は+1.6%となった。
【株式市場概況】
NY株式相場は下落。住宅ローン債券投資によるヘッジファンドの巨額損失を受け
て、サブプライム住宅ローン問題が再燃し、終日下落する展開となった。セクター
別では自動車・同部品を除いて全面安となり、特に各種金融や医薬品・バイオの下
落が目立った。ベアスターンズ(BSC)は傘下の運用難に陥っているヘッジファンドに
32億ドルを資本注入することで救済することを発表し1.4%安。ゴールドマンサック
ス(GS)やJPモルガン(JPM)など金融各社も軟調に推移した。その一方で本日株式公開
を果たしたプライベート・エクイティ・ファンド最大手のブラックストーン(BX)は
公募価格31ドルに対して13%高となった。イーベイ(EBAY)は今夏にも中国市場に再参
入するとの報道で小幅高。ダウ構成銘柄では、IBM(IBM)やインテル(INTC)、マイク
ロソフト(MSFT)などハイテク株が軒並み2%を超す下落となった。結局ダウは185.58
ドル安の13360.26、ナスダックは28.00ポイント安の2588.96で取引を終了。ブラッ
クストーンは本日の上場によって時価総額が約380億ドルとなり、創業者の出身であ
る投資銀行大手リーマンブラザーズ(LEH)の時価総額400億ドルに迫る規模となっ
た。
【通貨オプション】
オプション市場は、スポットがレンジを上抜けた事を受けて堅調に推移し、1ヶ月
物変動率は5.950%の史上最低水準付近から6.150%へ上昇、3ヶ月物は6.475%で昨
日と同水準となるが、6ヶ月物は6.725%から6.825%、1年物は6.900%から7.000%
へそれぞれ上昇した。
リスクリバーサルでは、円先安感の強まりに円コール買いが弱まり、1ヶ月物は
+0.900%から+0.850%へ縮小、3ヶ月物は+1.100%で昨日比変わらず、6ヶ月物は
+1.375%から+1.225%、1年物は+1.475%から+1.375%へそれぞれ縮小した。
【経済指標】
特に無し
【金融政策】
メキシコ中銀:政策金利7.25%に据え置き
【要人発言】
IMF
「07年米国経済成長は2%(4月時点2.2%)、08年2.75%(4月時点2.80%)へそれ
ぞれ下方修正」
「米コアインフレは2%以下に低下見通し」
「住宅市場の不振が改善すれば米国経済は8年半ばには3%まで回復する」
「連銀政策はソフトランディングの上に成り立つ」
「米経常赤字は安定、ファンディングも容易」
「米国の財政赤字是正への努力を歓迎」
ピアナルト米クリーブランド連銀総裁(投票権無)
「住宅ローン借主は高金利リスクを誤解」
「サブプライム住宅ローン市場崩壊の回復に特効薬はない」
葛華勇IMF中国理事
「為替政策監視(サーベイランス)を強化するIMF新規定は強力な議決権を有する主
要国が押し通したもので、IMFの評判に傷がつく可能性がある」
ポールソン米財務長官
「米財務省は、北朝鮮のマネーロンダリングを監視」
トリシェECB総裁
「物価安定は成長、雇用の鍵」
「ECBはいかなる場合でも物価安定を明確化」
「雇用創設を継続する必要」
「マネーサプライはインフレリスク」
「マネーサプライの軽視、過度で不合理なリスクもたらす」
「継続可能な成長に取り安定した物価が必要」
ロート・スイス中銀総裁
「スイスは完全雇用に近く、13年間価格安定を継続」
「スイス経済は総じて良好」
ドッジ・カナダ中銀総裁
「IMFの為替政策監視の強化、非常に重要な前進」
メキシコ中銀
「金融政策は依然として引き締め的」
「世界経済状況は良好」
「インフレリスクは穀物価格などの食料品価格の上昇受けて上昇」
「インフレは依然緩和基調にあり、年末までに年率目標の3%前後まで低下するとの
見通しだが、目標に達成しないリスクは5月に高まった」
「インフレ期待は懸念」
「第2四半期は生産の回復見通し」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 124.08 124.14 123.76 123.86
ユーロ・ドル 1.3401 1.3470 1.3405 1.3470
ユーロ・円 166.29 166.94 166.24 166.84
ドル・スイス 1.2375 1.2381 1.2286 1.2293
ポンド・ドル 1.9947 1.9996 1.9943 1.9994
株式市場:
NYダウ 13545.03 13545.11 13359.69 13360.26
ナスダック 2609.73 2612.75 2583.24 2588.96
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 4.967 4.912
米国債10年物 5.187 5.132
米国債30年物 5.304 5.249
先物市場:
NY金先物 658.5 659.5 654.0 657.0
NY原油先物 68.95 69.40 68.70 69.14
シカゴ日経平均先物 18165 18185 17970 18045
最終更新:6月23日6時50分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070623-00000001-fis-brf