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□コムスン争奪戦 ニチイVSワタミの一騎打ちか [日刊ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/article/detail/3207726/
コムスン争奪戦 ニチイVSワタミの一騎打ちか
2007年06月22日10時00分
どうしても手に入れたいみたいだ。居酒屋チェーンなどを手掛けるワタミの渡辺美樹社長が、コムスンを丸ごと引き受けると言い出した。グッドウィル・グループの折口雅博会長がコムスンを外部に売却する方針を打ち出したとき、真っ先に手を挙げたのは他ならぬ渡辺社長だった。だがその時は、老人ホーム事業のみの買収案だった。
ところが、その後コムスン買収に名乗りを上げる企業が続出。ニチイ学館の寺田明彦会長は「全事業を一括して引き受ける」と宣言し、コムスン獲得に向け一歩リードの状態といわれた。渡辺社長も黙っているわけにはいかなかったか。突然、一括して買収に方向転換した。
しかも介護事業団体の「民間事業者の質を高める」全国介護事業者協議会(民介協、約450会員)との協力を表明。
「民介協会員のほか、未加盟の事業者にも参加を呼びかける」(渡辺社長)とサービス継続の難航が予想される離島、過疎地のサービスを念頭に置く力の入れよう。買収額は「五百数十億円になるのではないか」(渡辺社長)と話した。そのうえ、強い対抗心も見せ、「ニチイ学館の引き受け案は、ビジネス優先で利用者の利便性という視点が欠けている」とか、「大手の市場独占でサービス競争が損なわれる」と批判した。
それにしてもコムスン買収は三十数社が狙うといわれる。バラ売りより、一括の方が利用者保護の観点からも有利なはず。
最初に一括を打ち出したニチイ学館、民介協を味方につけたワタミ。両社の一騎打ちになってきた。
【2007年6月19日掲載】