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IMFが為替監視強化 人民元念頭に【中日新聞】
2007年6月19日 08時11分
【ワシントン18日共同】国際通貨基金(IMF)は18日、加盟国の為替政策への監視を強化するため、「対外的な不安定をもたらす政策」を実施していないか重点的に調べる方針を明らかにした。国際不均衡の拡大要因として米国などが批判する中国の人民元制度が念頭にあるとみられる。
30年ぶりの大幅な見直しで、各国経済に対する年次審査の際、必要に応じて制度改革などを求めていくもようだ。
ロイター通信によると、中国や一部の中東諸国は新方針に賛成していないとされ、運用段階ではIMFとのあつれきも予想される。
IMFは現在の為替監視の枠組みを1977年に策定。カナダで講演したラト専務理事は、国際収支の不均衡や相場変動時の市場介入を点検していた当時と異なり、最近は「国内要因による固定相場制の維持が問題になっている」との認識を示した。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007061901000056.html