★阿修羅♪ > 国家破産50 > 900.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
「為替」 米債券利回り上昇にドル堅調123.68円/1.3396ドル【訂正】/ニューヨーク外国為替市場概況
6月21日7時50分配信 フィスコ
米債券利回り上昇にドル堅調123.68円/1.3396ドル【訂正】/ニューヨーク外為市場
概況
2007年6月21日(木曜日)−株式会社フィスコ 平松京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:28JST 「米債券利回り上昇にドル堅調123.68円/1.3396ドル【訂正】」
6時30分に配信した「ニューヨーク外国為替市場概況」に誤りがありましたの
でお詫びして訂正させていただきます。
(訂正前)ナスダックは26.80ポイント安の1512.84で取引を終了した。
(訂正後)ナスダックは26.80ポイント安の2599.96で取引を終了した。
訂正後の全文は以下の通りです。
【ロンドン市場概況】
20日のロンドン外為市場では、ドル・円は買い戻しやクロス円の買いに123円30銭
から123円59銭まで上昇、ユーロ・円はポンド・円の上昇に連れて165円49銭から165
円94銭まで上昇した。6月英中銀金融政策委員会議事録を受けて英7月利上げ観測が
強まったことからポンド買いが優勢になり、ポンド・ドルは1.9876ドルから1.9933
ドルまで上昇、ポンド・円は245円50銭から246円15銭付近まで上昇、ユーロ・ポン
ドは0.6757ポンドから0.6737ポンドまで下落した。ユーロ・ドルは1.3417ドルから
1.3436ドルで小動きとなり、ドル・スイスは1.2374フランから1.2397フランで取引
された。
【経済指標】
英・5月マネーサプライM4:前年比+13.8%(予想+13.3%、4月+13.3%)、前年比は
2006年10月以来の高水準
独・5月生産者物価指数:前月比+0.3%、前年比+1.9%(前年比予想+1.7%、4月
+1.6%)
【要人発言】
6/6-7英中銀金融政策委員会議事録
「英中銀、6月の金融政策委員会では5対4で金利据え置きを決定」
「キング総裁、ギーブ副総裁、センタンス委員、ベズリー委員が0.25%の利上げを
主張」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:123円57銭、ユーロ・ドル:1.3431ドル、ユーロ・円:165円92銭、ポン
ド・ドル:1.9923ドル、ドル・スイス:1.2366フラン
【ニューヨーク市場概況】
20日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は外貨建て投信設定絡みの買いや債
券利回り上昇に伴い123円47銭から123円68銭まで上昇した後、株式下落を受けたリ
スク回避の動きに123円50銭前後に弱含み引けた。
ユーロ・ドルは欧米金利差拡大やリスク回避のユーロ・円絡みの売りに1.3435ドル
から1.3396ドルまで下落し、1.3405ドル前後の安値圏で引けた。ユーロ・円は外貨
建て投信設定絡みの買いに166円02銭まで上昇後、165円53銭へ反落した。ポンド・
ドルは6月英中銀金融政策委員会議事録を受けた追加利上げ観測に1.9972ドルから
1.9948ドルまで上昇し、ドル・スイスは1.2355フランから1.2385フランまで上昇し
た。
【FF先物米金利変更織り込み率】
6月までの利下げ確率:0%で変わらず
9月までの利下げ確率:2%←0%
年内の利下げ確率:6%←10%
【原油市場】
原油相場は6営業日ぶりに下落。原油在庫の予想を大幅に上回る積み上がりが売り
材料となった。本日発表された先週末時点の原油在庫は前週比690万バレル増と04年
3月以来最大の週間増加量を記録し、在庫水準は1993年7月以来、約14年ぶりの高水
準に増加した。ガソリン在庫も製油所の稼働率が低下傾向にあるにもかかわらず7週
連続で増加したことから供給懸念が後退している。NY原油先物価格は約9ヶ月ぶりの
高値水準となる69ドルから67.35ドルまで下落し、68.19ドル(前日比-0.91ドル、-
1.3%)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は下落。ホームデポ(HD)の大規模自社株買いが好感され小幅上昇して
始まったものの、原油価格の下落を受けてエネルギー関連が軟調推移となったほ
か、長期金利の上昇が嫌気され、引けにかけて下げ幅を拡大する展開となった。セ
クター別では、小売や自動車・自動車部品が上昇する一方でエネルギーや公益事業
が軟調。ベアスターンズ(BSC)は傘下の2つのヘッジファンドが住宅ローン債券の運
用などで損失を抱えており、ファンドの取引証券会社であるメリルリンチ(ML)が担
保権を行使するとの観測から下落。カジノホテル運営のMGMミラージュ(MGM)は、投
資会社トラシンダとの資産売却交渉が不調に終わったことで下落。一方でフェデッ
クス(FDX)は予想を予想を上回る決算を発表して1.6%高となった。ダウ構成銘柄で
は、昨日225億ドルの大規模自社株買いを発表したホームデポ(HD)が4.6%高。結局
ダウは146.00ドル安の13489.42、ナスダックは26.80ポイント安の2599.96で取引を
終了した。長期金利上昇に加えてヘッジファンドの破綻が伝わり、金融株に売りが
広がっている。
【通貨オプション】
オプション市場では、ドル・円の上値を探る展開を受けて堅調に推移し、1ヶ月物
変動率は6.100%、3ヶ月物は6.425%でそれぞれ昨日比変わらずでの取引となってい
るが、6ヶ月物は6.675%から6.725%、1年物は6.850%から6.900%へそれぞれ上昇
した。
リスクリバーサルでは、動意乏しく1ヶ月物は+0.900%、3ヶ月物は+1.150%でそれ
ぞれ昨日比変わらず、6ヶ月物は+1.275%から+1.325%へ拡大、1年物は+1.425%で
昨日比変わらずで取引されている。
【経済指標】
米・週次MBA住宅ローン申請指数(6/15):前週比-3.4%(前回+6.6%)
米週次在庫統計(6/15時点)
・原油在庫:前週比+690万バレル(予想-5万バレル、前回+8万バレル)
・ガソリン在庫:同比+179万バレル(予想+119万バレル、前回+0万バレル)
・製油所稼働率:87.6%(予想89.9%、前回89.2%)
加・4月卸売売上高:前月比-3.1%(予想+0.4%、3月+2.3%←+1.9%)
加・5月景気先行指数:+0.5%(予想+0.3%、4月+0.5%←+0.4%)
【要人発言】
ポールソン米財務長官
「中国は世界経済成長に寄与、改革を促進させる必要」
「人民元改革、中国への働きかけには“工夫の余地”」
「中国に関しては、議会と同じく、フラストレーションを感じている」
「IMFは日々の為替相場を監視すべき」
「IMFが通貨監視に関する実行を促進」
「重要なのは短期での更なる人民元の上昇」
「中国が人民元を管理するのは不自然」
「柔軟な人民元となっても米国は引き続き対中でかなり巨額な赤字を保有する可能
性がある」
「サブプライム問題の影響は抑制」
「米企業は設備投資を再開」
「米経済は強く、コアインフレは抑制」
「人民元に関して、米国の圧力が更に強まる見通し」
「サブプライム関連で更なる損失見通し」
「外国資本の米国債売りは主要懸念ではない」
イエレン米サンフランシスコ連銀総裁(投票権無)
「将来の金融危機を防ぐために警戒が必要」
ガイトナーNY連銀総裁(投票権有)
「アジア諸国は97年アジア危機により弾力性を強めた」
「アジア諸国は他の危機を防ぐため、外準を保有」
「新興市場国経済には、柔軟性のある為替制度が一段と理にかなっている」
「中国は柔軟な為替制度が国益にかなうと確信」
フィッシャー米ダラス地区連銀総裁(投票権無)
「米経済は第2四半期に加速する事を予想」
「米住宅在庫の積み上がりは米経済を妨げるものの、米経済は力強い」
「住宅市場の調整、予想以上に長引く」
「インフレに心強い兆し、警戒緩めるには時期尚早」
フラハーティ・カナダ財務相
「インフレは懸念」
キング英中銀総裁
「本年インフレは鈍化する見通し」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 123.35 123.68 123.30 123.55
ユーロ・ドル 1.3426 1.3436 1.3396 1.3406
ユーロ・円 165.63 166.02 165.49 165.64
ドル・スイス 1.2382 1.2397 1.2355 1.2374
ポンド・ドル 1.9880 1.9948 1.9876 1.9931
株式市場:
NYダウ 13636.56 13674.36 13483.25 13489.42
ナスダック 2633.56 2634.60 2599.63 2599.96
債券市場: (始値) (終値)
米国債 2年物 4.933 4.972
米国債10年物 5.081 5.134
米国債30年物 5.195 5.242
先物市場:
NY金先物 664.3 665.0 659.5 660.0
NY原油先物 68.90 69.00 67.35 68.19
シカゴ日経平均先物 18320 18320 18110 18090
最終更新:6月21日7時50分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070621-00000005-fis-brf